Karte.156「私は本音を言う」所感と考察
まえがき
市川と山田がお互いに甘え倒す回でした。ファンは全員これを見たかったので(そうですよね?)、このまま続きを早く……という話なのですが、それはそれとして色々察するものもあるかもしれないという点を書いていきます。
市川の感情の動き
今回は箇条書きにするほどの量はありません。山田に触れたくて仕方ないという葛藤あるのみです(笑)。ただここへ至るまでの流れはあったんです。以前こういうことをXにポストしました。Karte.154(単行本11巻ラスト)で市川が泣いて山田に抱きついたシーンについてです。
今回の一連はあれがあったからこその進展でしょうから、今更言うのもなんですけど、本当に丁寧に内面変化を追っていると思います。
山田の感情の動き
前回言っていたカレー作るって話、どうも『市川がカレーを大好物だと言ってたのを覚えていて(Karte.89 単行本7巻)、それをエサにすれば会いに来てくれるかも』という魂胆だったようです。これはズルい、可愛すぎる。
察するに、カレールーだけ親が準備してたのかな。山田は包丁使っちゃいけないらしいので(Karte.69 単行本5巻)、山田父が自分で仕上げるつもりだったのかもしれませんね。それが帰宅が遅くなるって話になった。1人で寂しいし市川に会いたいってことで、両親不在、大好物のカレーもあるよってLINEをした。なんにせよどうにかして市川と会おうとしたってことですね、それだけで良いですもう(笑)。
作戦(?)が成功し本当に市川が釣れたことで、山田は全開になります。もう一切我慢しない。市川に甘えまくる。お願いは全部言う。でもこれまでの経緯があるので――つまり市川はいつも倫理観が高くて節度があって周囲をよく見ているので――市川が妙な態度になると不安になる。また自分が1人ではしゃいでいて何か見落としたかもってなるのかもしれません。
ただ今回はそれが全部杞憂なのでブレーキ踏みかけても止まりません、むしろアクセルベタ踏みです。どんどん調子に乗ります。山田っぽいですね。あとこれは多くの方が指摘しているように、途中で半袖シャツに着替えたのはKarte.141(単行本11巻)で買った下着をつけてきたんだろうと自分も思います(笑)。
全体の所感
冒頭に書いた通り市川と山田がお互いに甘え倒す回でしたが、それぞれの反応や所作を見ると、過去にあった出来事をちゃんと踏まえて進展している様子が見えます。付き合ってるって感じがしますね……。
2人きりの時間は次回も続くようですが、それについていくつかの考察を交えながら書いていこうと思います。
考察① SAGA的な意味でどこまで進展するのか
馬鹿みたいな項ですけど真面目に書きます(苦笑)。演出面の話もあります。一応結論だけ書いておくと胸に触るまでだと思います。以下が理由です。
手の芝居の多さ
Karte.156はやけに手の芝居が多いんです。元々のりお先生は細かく丁寧な芝居をつける方ですし、手の動きにフォーカスすること自体は市川と山田の触れ合いのシーンで多くなる傾向があります。ただそれにしても今回は手の描写が多いと感じたんですよね。勿論ハグするシーンの重要性があるとしてもです。
おそらくこの一連には市川から山田に触ることに意味があるので、であればという。
胸ならOKという言い訳がお互いに成立する
Karte.121(単行本9巻)で山田が市川の胸に触ってるので、同じ回で出来た『山田が触った所は京太郎も触って良いルール』的には一応OKなんですよね。こういう言い訳って結構大事だと思いますよ、この2人の場合(笑)。
例の下着をつけてきた可能性がある
もし本当にそうなら、今回の山田はそこまでは攻めると思うんですよね。市川が積極的になってるし、最初は受け身になっても空振りしそうになれば、強引に自分から行く気がする。
というわけで胸に触るまでは行くんじゃないかという考察でした。真面目に考えて書くのは流石にこの辺が限界です……。
考察② サブタイトルが山田視点になった理由
前回から続きましたね。それ自体は想定内だったんですけど、この2話を読む限りでは山田の情報を少し増やした感じです。なのでKarte.155の考察で書いた以下の部分が近いのかな。
もしそうならこれからは柔軟に変化するのかもしれませんね。今後も継続して注目して行きましょう。
まとめ
Karte.156「私は本音を言う」所感と考察は以上です。ここに入らなかったものは雑感として後日書く予定……なのですが、Karte.155の分もまだ終わってません。Xに書いてた時よりやたら時間がかかるので、ペースをつかむまでこんな感じになるかと思います。すみません。
長々と書きましたがここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
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