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「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノート その64 IoT シリーズその2

知的創造活動を支えるバイタル・チェック・アンド・フィードバックの活用法!

私たちは、自分が思っているほど自分の健康状態や行動・活動の軌跡を知らないのではないでしょうか。

今日は身体が怠い....
頭が痛い.....
少し熱っぽい...
気持ちが乗らない....

と言った感覚は誰もが経験した事があると思います。

何が原因かが解らぬままに、何となく調子がイマイチ!と感じながら仕事をしても、能率は上がりませんよね。

もし、自分自身のフィジカルとメンタル両面での健康状態(体調)をリアルタイムで正確に知る事が出来れば、セルフ・ワークデザイン・プランニング、つまり、日々の知的創造活動を思い通りに自己管理する術を会得する事ができるかもしれません。

仕事の能率や知的生産性は、ナレッジ・ワーカー一人ひとりのワークモード・コンディショニングとタイムマネジメントの巧拙により差がつきます。
平たく言えば、日々の仕事のモードを、アイドリング-集中-リラックス(回復)-コミュニケーション-集中-リラックス(弛緩)-ダイアローグ-思考-コミュニケーション-集中(フロー)-ワークアウト(ストレッチ)-リラックス....

といったルーティンを意識して、時間効率を工夫し「暮らす」事で知的生産性を高める事ができます。

ワークモード切替のタイミングや、その時々の体調変化を「知る」事が出来れば、自分自身の仕事や暮らしのペースを、最適な状態にコントロールすることも不可能ではありません。

バイタルチェックがリアルタイムで出来るウェアラブル・デバイス、例えば、身近にあるものでは、Vyvo 、アップルウォッチ、各種の健康アプリ、JinsメガネのMEME、アミラーゼ検知によるストレスチェッカー、マインドフルネスを測るMuse、Ambai、Spire....etc と様々なデバイスが市販されています。

ただこれらは、まだ、脈拍、呼吸数、体温、血圧、ストレス度等のごく標準的なバイタルしか測れませんが、今後は、非採血方式の血液・体液チェッカー、脳波センサー、筋肉電流変位測定による疲労度チェック、声帯病態分析センサー、Lunaセンサー、表情センサー...etcといったより高性能でコンパクトなバイタル・センサーが開発されてくると思います。
ただし、問題なのは、個々のテクノロジーは優れていても、機能のパッケージ化がされていない事です。

私は、使い方の指南役には、ユーザーたるナレッジ・ワーカーの「知」の活動を支える「場」つくりプロフェッショナルたる総務人事FM部門が、情報システム部門と連携して推進するのが良いと考えています。
「バイタル・フィードバック」を可能ならしめるIoTオフィス「場」の環境構築は、「健康経営」にも、また「知的生産性向上」に資することになる筈です。

但し、これらの情報はあくまでも 個々人のプライバシー情報として扱うべきものであり、会社側の管理ツールとして使用する事は絶対に行なってはなりません!まぁ産業医との連携は必要ですが....!

具体的なIoTオフィスのつくり方や、ここにAIを絡めた、より高度化した環境構築は次の機会に!最近ではオーラセンシングなどチョット怪しいものも出ていますが、中には「本物」もありそうです。
その辺りの情報もお伝えしてゆきます。

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