体系的「場」つくり理論シリーズ その50ホスピタリティ&ワクワク組織プロデュース〈3〉
そもそも「ホスピタリティ」とは「何」なんでしょうか。「ホスピタリティ」という言葉は、ホテルやサービス産業で不可欠な「サービス」のような印象をももたれがちですが、事の本質は深く広い概念です。
服部教授の『ホスピタリティ』の定義は
【広義のホスピタリティ】
『人類が生命の尊厳を前提とした、個々の共同体もしくは国家の枠を超えた広い社会における相互性の原理と多元的共創の原理からなる社会倫理』
【狭義のホスピタリティ】
『相互満足しうる対等となるふさわしい相関関係を築くための人倫」
そして
【ホスピタリティ文化】とは、
組織の成員(社員等)が、一定の目的に従って、互いに働きかけ、精神的・物質的の両面にわたり生活を充実した・発展させるために、ホスピタリティという「文化遺伝子」を共同生活の中に生みだし、共有し、世代から世代と伝承する広義の社会様式の複合的全体をホスピタリティ文化と捉える。
学術的研究である事から、少し難解と感じるかもしれませんが、わたし自身、服部教授とのご縁ができて以来、「ホスピタリティ学」を学ぶにつれ、自分自身、デジタルエンタテイメント企業で実践してきた『「場」つくり学』(などと仮置きしてみると)の理論的体系を「ホスピタリティ学」に見出しました。
ホスピタリティとは『おもてなし』だけではありません。
人類の共同体(国家、自治体、企業等)をウェル,ビーングさせてゆく基本原理!
要は、私流に言えば『幸福価値共創』に向けた人間一人ひとりの心持ち!です。
『ホスピタリティマインド』を持っていれば、幸福人生設計に光りが射し込んできます。
『ホスピタリティマネジメント』を実践できれば、コーポレート&ヒューマン ウェル・ビーングが実現します。
『ホスピタリティ学』は学際学問であり、『「場」つくり学』や『オフィス学』との共通点も多々あるように感じます。
-続く-
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