アートが溢れる社会場つくりを! オフィスを「スッピン空間」から「コスメティック」空間に

今日は、一般社団法人日本アーティストエイド協会(以下JaAA)の活動紹介です。

https://artistaid.org/index.shtml

2019/3、JaAAは発足し2919/8より活動を開始しています。

JaAA設立の目的は、人間にとって普遍的な心の安寧を醸し出す「アートの価値」を広く世の中に届け伝えてゆくとともに、作家・クリエイターの創作活動を支援・応援してゆく役割を担っています。

創作活動を生業とする自営のクリエイター・作家の方々は、経済的に安定した暮らしを送れる人ばかりではありません。

日本は「アート民度」がまだまだ低い国です。プロの作家が創作した作品の価値を評価する仕組みは、一部の専門家や大家に委ねられており、庶民の感覚が及ばない構造になっています。

私は、デジタルエンタテイメント組織で多くのアーティストと一緒に働いていた時に感じていた事があります。

それは、アーティストの創作物(完成形ではなくデッサン一つとっても)は、人の心に潤いと心地良さを与えてくれる力を持っている!という事です。

アート作品の魂は、人心に染み込み、人の行動や意識を整えて、元気を創り出す力があります。

この原体験をJaAAの活動を通して、社会場にアート溢れる世界をプロデュースをしたい!と考えて理事長を引き受けさせてもらいました。

日本には、モダンアート活動をされているプロの方々が6万人弱、陶芸や彫刻、伝統工芸に携わっている方々を含めると数十万人の芸術家・アーティストがいます。

彼等の創作物は、それぞれのコミュニティの中では展覧会や展示会、そして文化庁が応援する各種イベントで紹介されているとともに、各地の美術館などで所蔵され、アートマインドのある方は「鑑賞」に足を運ばれます。

でも、一般社会ではアートに触れる機会は限定されています。
組織社会では、応接室や社長室・役員フロアなどに絵画・アート作品が掲示されている所もありますが、オフィスや執務空間にアート作品を見ることは、ほとんどありません。

何故でしょう!

アートは『鑑賞』するものであり、仕事とは関係の無い趣味・嗜好のもの』との社会常識的な思い込みがあるからではないでしょうか。

私が進める「場」つくりとは、人間の感性を豊かにする五感の仕掛けを空間の随所に施して、人間暮らしや仕事の時空価値を高める試みなのですが、この仕掛けアイテムとしてアートはとても重要です。

無機質なオフィス空間は、いわば「スッピン空間」とも言えます。
アート作品がさりげなく視覚に入ってくる空間は、意識の化粧が施された「コスメティック空間」です。

アート溢れる社会空間を創造してゆくことは、人間の心を美しくメイクアップしてゆく事ができ、人間の創造性をも刺激し、心地良さがウェル、ビーング幸福社会を創り出せるはず。
との信念で、日本の社会にアートが溢れ、アーティストの方々の暮らしが豊かになる仕組みつくりを、JaAAの活動を続けてゆくつもりです。
応援よろしくお願いします。^_^

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