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HLD Labは5周年❣️

1月23日は株式会社HLD Labの創立記念日です。

2019年の1月23日に設立したのですが、早いもので5周年を無事に迎えることができそうです。

2018年の3月にスクウェアエニックスを定年卒業して、1年の準備を経て法人化したのですが、社名を決める時に考えたことが、自分自身の「わくわく人生デザイン」と社会の「幸福」を創造してゆく社会活動企業を表象するネーミング!

名付けた企業名がHappy Life Design (HLD ) Lab❣️

ハピネスを感じられる社会創造の原点に、日本にディズニーランドを誘致した堀貞一郎氏の言葉があります。
30年も前の『人を集める』に問われていた『ハピネスを感じる十二の要件』
私のわくわく社会創造活動の礎でもあります。
少し長めになりますが引用ささていただきます。

【ハピネスを感じる十二の要件】

① 生命維持本能を満足させるもの

ハピネスの一番基本にあるのが、まず、自分自身が生きていくこと、すなわち生命を維持保存しようとする本能に関わるものです。つまり食ですね。昔の社会全体が貧しい時代でしたから、まず、食欲を満足させることができればハッピーでした。ところが、飽食の時代になった今日、量よりも質、美味を求めるようになりました。おいしいもの、めずらしいものをお腹一杯食べるということは、人間のハピネスの原点です。

② 人の健康を増進させるもの

生命維持本能が充足すると、人々は次により持続的かつ良好な身体の持続、つまり健康を増進し、生活機能を高め、新しい可能性にチャレンジしようという本能がわいてきます。その現われが健康ブーム、スポーツブームです。

③ 種族保存の本能を充足させるもの

人間はたった一人で孤立して生きていけるものではありません。かならず生物として種の一員であり、社会の一員なわけです。ですから生命維持本能とは別に種族保存の本能も持っています。そして、その本能が充たされたときにも、ハピネスを感じるのです。
人間には男と女があって種族保存のため、お互いに相手を必要とするようになっています。それが人間の在り方なのですから、変に相手を否定すると、精神的にもおかしな社会になってしまいます。
いつの時代も、男女が出会い、いっしょに楽しめるような場所に人が集まったのも、そういう場所が人間の種族保存の本能を刺激し満足させてくれたからです。
実は、若い人にとって若者が多く集まる場所は、それだけチャンスが多くなる、つまり、それだけ良いパートナーとめぐりあうチャンスが多くなるわけですから、人が集まる所にますます人が集まるということになるのです。
出会いのチャンスをつくるということも、ハピネスを求める人々にとって重大なことであり、人集めにも欠かせない要素となっているのです。
注:現代はLGBTQの時代でもあり、少しニュアンスも変化していると思われます。

④ 種族繁栄の本能を満足させるもの

人間には種族保存の本能とともに、種族維持および繁栄の本能もあります。つまり、他に打ち勝って、自分の種族を繁栄させようという本能です。
この本能を活用して人を集めるのが競技スポーツです。先にあげた健康増進のためのスポーツとは少しちがって、勝負のかかった試合をするスポーツです。オリンピックが世界中をわかせるのも、ワールドサッカーで死者が出るほどの騒ぎがしばしば起きるのも、元は種族繁栄の本能があるからではないでしょうか。
人を集める企画を立てる人は、種族単位の競争心、あるいは闘争心という要素をたくみに活用してハピネスをつくり出すこともできるのです。

⑤ ある集団に属していること(帰属意識)を満足させるもの

人間は社会的存在です。社会的つながりなしでは心細くて生きていけません。ですから、社会、会社、学校、家庭という自分は所属している環境で、みんなから孤立せず、よく受け入れられているとき、人の帰属意識は深く満足されます。つまり仲間意識です。
昔は制裁の方法として、村八分というのがありましたが、これは今日的な言い方をすると、みんなが持っている情報を与えずに孤立化させることでした。人はこうした孤立の状態を好みません。ということは、逆に考えると、メディアが多く、情報の密度が高くなればなるほど、人はその場所、その社会に魅力を感じるものです。

⑥ 他人と差別化できるもの

人間とはわがままなものです、その社会に帰属し、社会の中で認められるようになると、さらに欲を出して、他よりもいっそう抜きんでた存在であることを示したくなります。人が自分のステイタスとアイデンティティを主張できる場所やモノをつくることは、人を集める元をつくることになります。
「この時計を持っているのはぼくだけだ」と、自慢げな話をよく小耳にはさみますが、この「あなただけ」「わたしだけ」ということは、社会が豊かになればなるほど多くなってきます。
グルメのレストランなどに、あまり『anan』『non-no』などの雑誌に書かれることを好まない店があります。そういう店というのは、「ここはまだ、マスコミには知られていない場所よ」とか、「あなただけを招待したいお店です」といって、通の間ではやることを好むのです。そこを知っているということがステイタスになるのですから、マスコミにはあまり知られたくないわけです。

⑦ 日常性から脱却できるもの

社会生活が複雑になると、ストレスはますます激しくなり、本能的に日常のわずらわしさを遮断しようとします。今日では、これら自己や現実からの逃避のシステムがさまざまな形で発達しました。
一番てっとり早い昔ながらの方法は、酒に酔うことです。やけ酒は酒に酔うことによって、別なディメンションに行き、現実から逃避することです。日本ではまだあまりみられませんが、欧米の青少年がドラッグを使ってトリップするのも、この範疇に入れられます。
また、ムシャクシャするから映画に行くとか、芝居や音楽会などエンターテイメントもこのシステムの一つと見なすことができます。
非日常的体験を与えてくれる遊園地もこのシステムの一つです。スリルライドが人気を集めるのも、あの興奮と恐怖で日常の一切を忘れることができるからです。社会が高度になればなるほど、このストレス解消のシステムが必要になるのです。

⑧ 射幸心(幸運を得たいという感情)をあおるもの

一攫千金の夢をみるのは、人の常です。
宝くじや株の投資で、ひと儲けすることを夢見るというのは、だれの心の中にもあります。競馬や競輪でひと山当てようと、しゃかりきになる人もあります。入場券に何か景品を付けて人々を誘うのも、この射幸心を利用したやり方です。

⑨ 所有欲を満足させるもの

鳥がさえずるのも、犬が電柱に小便をするのも、大部分が自分のテリトリーを主張するためだということを聞いたことがあります。こうした動物の面的所有本能と同じように、人間にも所有本能があり、これが充足されるとハピネスを感じる人が多いようです。いわゆる物欲です。

⑩ 心と感性を豊かにするもの

人には、物質的な豊かさを求めるだけではなく、精神の向上を目指す気持ちや心を高潔にしたいという欲求もあります。高名なお坊さんの講話を聞きに行って、少しは悟りの世界を持ちたいと思うのも、この気持ちからです。
この科学万能の時代に、なぜ宗教があんなに人を集めるのでしょうか。
宗教の効用はただ単に、死の恐怖から逃れるために来世のことを考えるばかりではなく、積極的には現世の人格を円満にしたり、心を高潔にしたりすることにあるからです。
人々が物質的に満ち足りてくると、今後、人々の関心はますます、精神の問題、心の問題の方へ向けられていくでしょう。人には本能から脱却した高い精神のレベルに上がろうとする意欲があります。したがって、精神の向上を目指す道場とか、講演会はますます人を集めます。
現代が心の時代といわれるゆえんです。
これは宗教ばかりの問題ではありません。一つの商品をとってみても、これからはつくる側や売る側の理念や哲学が問われる時代なのです。
また、人は感性を満足させてくれるものを求めます。音楽会に行ってよい音楽に酔いしれてみたり、絵画展でよい絵を鑑賞したりする気持ちがそうです。彫刻を観たり、美しい風景をめでたりするのも、完成の向上を求めてのことです。今後、人集めにとって心や感性を豊かにするという面はますます重要になっていくでしょう。

⑪ 知識を豊かにするもの

昨今、たとえば英会話学校などさまざまな各種学校が盛んです。仕事が終わってから駆けつけるビジネスマンやOLも結構多いようです。それらの各種学校は必ずしも直接仕事に結びついているものでもなさそうです。つまり、人には知識欲があるのです。
ところで、人間の創造性における知識の役割を考えてみると、知識はあるものに枠組みを与えるものだと言えます。感性で得たアイデアも、知識の助けを得て、実行可能は具体的なものとして、形を整えていきます。
そう考えると、知識、あるいは知性と感性は表裏一体のものと考えることができます。感性を磨く場所が栄える時代は、同時に知識を豊かにしてくれるものでした。そこに行けば、その時代、どういう技術が花開いているか教えてくれたからです。
今日、さまざまな博覧会が持たれるのも、人の知的好奇心に訴えるものだからです。

⑫ 好奇心を満たすもの

オランダの哲学者ホイジンガが、「人間は遊ぶ動物である」と規定して、現代のレジャー時代の人間像をうまくとらえました。
めずらしい物に人の関心が集まるのです。好奇心は人々を行動に駆り立て、それが満たされると大いに満足します。好奇心が満たされることも、人がハピネスを感じる大切な要件です。

以上の十二点が、人がハピネスを感じる要件です。
この諸条件がうまく噛み合わされれば、人はそこに魅力を感じ、集まってくることになります。惜しむらくは、これらの諸条件を考慮せずに、ただ感覚的に人集めの企画を立てる人があることです。

HLD Labも次の5年(10周年)に向けてわくわく活動に邁進してゆきます😃😃
これからもよろしくお願いします。

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