テクノロジー至上主義がもたらす世界は「人類幸福」となるのでしょうか!
週末の日がな、思い巡りはじめたテーマを一つ綴ってみました。
テクノロジーの進化や技術革新は、暮らしを『便利』に、そして『豊か』にしてくれます。
ネットワーク社会とスマホの出現により、私たちの生活スタイルは激変しました。
バーチャル・ネットワークソサエティーの中で、多くの情報が掌中に入り、承認欲求を満たしてくれるSNSサービスが充実し、いつでも何処でもワンクリックで欲しいものが買える「便利暮らし」が出来るようになりました。
しかし、反面、自分が知らぬうちに、プライバシーが明け透けにされるリスク裏腹の世界でもあります。
量子コンピュータが開発され、「スーパーコンピュータ」と言う言葉が化石化してゆく近未来の社会では、パスワードや暗号と言う概念が通用しなくなります。
ならば、ブロックチェーンや更なるテクノロジーを駆使してセキュリティ対策!といった
イタチごっこテクノロジー開発を支えるのは軍事技術の基盤。
デタントの大義をかざし、戦争目的で、莫大な資本が投じられて開発される兵器のバックボーン技術は最先端テックです。
元々インターネット技術もその一つが民生化されたものです。
また、DNA解析やゲノム編集により、人生の「未来予想図」が「未来確定図」になり、挙句、クローン化させたアンドロイドが、肉体の生命を永久化させ、不死の世界を創り出す社会や、ニューロセンシングにより、人間思惟の可視化、つまり人が考えている事をあらかた見抜いてしまうようなテクノロジーは、「幸福社会」をつくりだせるのでしょうか。
『便利』とは何でしょう!
『豊かさ』とは何でしょう!
技術革新がもたらす『価値向上』の対象は何なのでしょうか。
私は、人間一人ひとりの『幸福価値』を創造し向上させてゆくのが、技術革新やテクノロジーの価値本義、と考えています。
AIが、「便利さ」を超えて、人間の幸福要素の一つである「働く喜び」を奪ってしまうのは「豊かさ」にはなりません。
自動運転車が走るようになると、徐々に運転に従事されていた方々の多くが職を失うことになります。
医者も弁護士も会計士も...高度な知識職でさえ、技術的特異点(シンギュラリティ)に向けて、人間が担っていた仕事の多くがAIロボットに置き換わる時代が予測されています。
2045年と予測されるシンギュラリティ!
あと25年、人類はどのように技術進歩を人間のものとし、AIに支配されず「誰一人落ちこぼれのない世界」創出を目標とするSDGsの理念に向けて世界を創造してゆかねば!
と一人想いにふける日曜日の午後です。
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