『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その14 コミュニケーションスキルを習得するには!
「ライフデザイン」に大切なもの、それは「コミュニケーション」!
そして「コミュニケーションスキル」の上手下手が貴方の人生を大きく左右させることにもなります。
修学している時期でのコミュニケーション、就職してからのコミュニケーション、組織を卒業してからの社会とのコミュニケーション、『エイジレスライフ』におけるさまざまなステージで、コミュニケーション術を身につけておくと人生がわくわくしてくるものです。
でも、『言うは易く実践習得するのは難し』のテーマです。
今日は、どんな「組織」に属しても、また組織に属さずに「社会」で活動する場合も、「社会活動」に不可欠な「コミュニケーション」スキルを習得をしてゆくコツ『コミュニティ&インナーブランディング』術についてお話しします。
最初に組織社会(企業等)での「コミュニケーション」について考えてみたいと思います。
コミュニケーションが誘発、触発しやすい「場」の一例として、喫煙所「たばこコミュニティ」での社員心理を読み解く事で様々なアイデアが浮かんできます。
組織社会(会社)での社員同士の人間関係を考えてみると、言うまでも無い事ですが、会社は仲良しクラブではありません。
仕事、ミッションを遂行するという目的をもった集団で、社員は知的・肉体的労働資本を提供し、それによる価値創造と貢献に対し報酬を受け取ります。
社員同士は、たまたま同じ時期に、同じ職場で働くことになった「他人」であり、仕事を通じ、結果的に同僚、仲間(時として友達や親友となる事もありますが)としての意識が醸成されてきます。
職場では、「仕事の遂行」といった目標をベースとしたコミュニケーションを活性化し成果をあげなくてはなりません。
然し乍ら、元々「他人」である社員同士が、いきなり理想通りの仕事コミュニケーションを取れと言っても簡単ではありません。
人には他者を寄せ付けない「自己領域」がありますが、趣味や話題に話の合う集団、利害理念が一致する職業的な集団、恋人や夫婦あるいは本能的な欲望や快感といった自己領域を共有する事が出来る(と思い込める)他者に対しては、自己領域の境界が薄れ、心を通じ合わせたり信頼感が生まれてきます。
先に紹介した 職場内の「スモーカーズコミュニティ」は、煙草という嗜好品を介して、社員間の他者意識が緩和され、結果、コミュニケーションが誘発されます。たばこがコミュニケーション誘発の触媒となっていると言えます。
このように他者意識を緩和し「触媒」となり得る仕掛けにはどのような物があるのでしょうか。
私が考えている「触媒」効果が期待できる具体的な仕掛けの一部を紹介します。
これらは、インナーブランディング(社員のやる気や組織の求心力を高めて会社力を向上させる取組) そのものでもあります。
1.ファミリーデー(家族と会社の絆を深めるイベント)開催
今やES(Employee Satisfactions )からFS(Family Satisfactions)の時代と言われています!
Employee Experience を高めます。
2.社内施設(カフェテリアや社員食堂)を活用した全社員対象のフリーフーズ&ドリンクデーの開催
お互いの顔と名前を知る機会提供にもなります。
3.会社内の部門対抗イベント(運動会、球技大会、マラソン参加、ボーリング大会等)開催
仕事を離れたところでの「別の顔」を知る事ができます。
4.社内求心力を高める企業スポーツ支援(都市対抗野球、マラソン、ゴルフ等)
5.社内クラブ活動
音楽、スポーツ、趣味....何か共通の活動目的を持つ事で親近感が醸成されます。
これは、とても有効です。好きな事や物を共有する人同士は、心の繋がりを持つことができます。
6. 職場横断的な社員旅行4.0
単なる宴会旅行ではなく、歴史探訪や脱出ゲームといったテーマや目的を持ったイベント旅行です。
職場外での宿泊を伴う時間は、社員同士の心の距離を近づける事ができます。
7.同期・同年入社社員会、県人会、誕生会、
多くの組織で行なったいますよね。
8. 作品、成果物展示発表会
......etc
この他にも、まだまだ施策はありますが、今回はこの程度にしておきましょう。
また、上記紹介した仕掛けは、既に実績のある取組もありますが、一つ大切な留意すべき条件が存在します。
それは、日頃より職場内 内集団(自分が属しているチームや部門)での人間関係(上司や同僚間)が良好である事です。
『なんで仕事以外で○○さんと一緒の時間をもたなきゃならないの!勘弁してよー』
といった心の叫び!
皆さんも経験ありますよね。
エイジレス・ライフデザインでは、こうした集団の実情を『観察』しながら人間行動を認識・理解し、時には貴方が仕掛け人となり、自分自身のポジショニングを戦略的に考えて、セルフブランディングしてゆく事が大切です。
そうすれば、貴方に対する周りの意識が変わってきます。
「コミュニケーション」を引き寄せる術の一つです。
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