「新常態」での雇用と複業型ワークシェア アソビューのケースから思うこと!
老舗日本料理「美々卯」が閉店!
多くの飲食店が、コロナ禍で事業継続が困難になっています。
スポーツ、演劇、ライブコンサート、ミュージカル、テーマパーク...など、エンタテイメント事業に携わる企業や、そこで働く方々の活躍場がなくなっています。
また、企業研修のプロフェッショナル講師の方々も、リアル研修の機会がキャンセルされています。
多くの業界・業種が、コロナのネガティブインパクトを受けている反面、コロナ特需で業績が急上昇している業界・業種がある事は、皆さんもご存知ですよね。
Zoomに代表されるネットワーク関連事業等は、テレワークスタイルへの急展開で大忙しの状況。
マスク・消毒・抗菌剤を製造している企業は、2交代15時間/日でのラインをフル稼働!
ドラッグストアやスーパー、書店なども多くのお客様が来店されています。
価値創造と提供ともいえる「経済活動」が不均衡となっています。
ワクワクをすべての人に!を掲げ、遊びの予約サイト運営をしている株式会社アソビュー*が、コロナ禍で事業が低迷する中、従業員のマルチワークシェアリングを始めています。
(詳細は5/22日経新聞参照)
人財確保の一つとして、事業が回復するまでの間、繁忙な業種に出向する制度です。
私は、この発想と対応策には多くの示唆があるように感じます。
『特定の組織に雇用されて働く』、つまり、A社の社員(雇用契約)となって働く時代から、A社とは雇用契約に基づき働き、併せてB社やC社とプロ契約(業務委託契約)等に基づき価値提供をしてゆく働き方、そして、事業の繁閑サイクルに合わせて、従業員のシェアリングができる仕組みなどは、これからの社会には必要と思います。
ANAのCAの方々が、コロナ減便の余波をうけ、一時マスク製作に携わっているとのニュースもありました。
職種の違いがあれど、発想次第で色々と工夫できるもの。
就社して「社員」となる働き方の常識!から、就職して、その組織で経験値と知見力を高めて「プロフェッショナル・パートナー」として自立してゆく働き方!
未来社会の「新常態」でのライフシフト・デザインにも繋がるものと感じています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59413340R20C20A5TJ1000/
〈*アソビュー企業理念〉
人が幸せに生きていくために必要なことは、「物の充足」と「心の充足」です。私たちは、物に満たされた時代の中で、余暇時間の選択肢を最大化し、その質を向上させることで心を充足を実現し、笑顔を増やし、幸せな社会の実現をしていきたいと考えています。
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