『働き方改革1.0』がもたらす実態!

働き過ぎ日本への警鐘! 
そして、人命が犠牲になって漸く動き出した「働き方改革」が制度化されて1年を迎えます。

今年の4月からは中小企業にも法律が適用される事となり、いよいよ「働き方改革」が本格化する予定ですが、残業時間制限や、有給休暇取得の義務化により、総労働時間を半強制的に減らす事は、働く人々にとって「幸せ」になるのでしょうか。

残業が無くなり帰宅時間が早くなると、

家族団欒の時間が増えて、家族との幸せ時間が持てるはず。

そして、自分のやりたい事へ時間を使えるようになり、生きがいや、人生の充実感を感じられる「余暇」や「自由時間」を楽しめるようになるはず。

また、家事や育児、あるいは介護などに十分な時間を当てられるようになるはず。

など、バランスの取れた充実人生をデザインできる「ゆとり時間」創出が「働き方改革」の意味!だと思うのですが、実態は....

ある統計を見て驚いたのですが、

男性の場合、残業が減った事で生み出されたゆとり時間は「テレビ視聴時間」に振り替わり、女性の場合は、「家事・育児時間」に充てられているとのこと。

そして、残念な事に、男性が家事・育児に関与する時間は、以前より減っている(女性の家事労働負荷が増えているということ)とのことです。

残業を減らし、生活ゆとり時間を増やしても、こうした実態調査を見聞きするに、何かがおかしい!と感じるのは私だけでしようか。

私が「働き方改革1.0」と呼ぶステージは、「労働時間削減」を主眼としたもの。

結果、働く人々にとって残業代が無くなる事等で、経済的にも節約意識を助長し、外での活動より家でテレビやネットブリックスを観る事で「余暇」を過ごすことは、心や家庭社会の豊かさにつながるものではありません。

日本の組織社会で働く多くの人々は、充実した生時間を、どのようにしてつくり出してゆくかの「デザイン手法」や、やり方を知りません。

「働き方改革2.0」のステージでは『Happy LivingWork Stle』を多くの方々に実感してもらえるウエル・ビーング社会「場」創造と、働く人々が時間の使い方を始めとした「セルフデザイン」の事例を知ってもらう機会提供と、経済的に負荷のかからない仕掛け・仕組みの構築が求められてきます。

「働き方改革2.0」の活動をHLD Lab と一緒に進めてゆきませんか^_^

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