体系的「場」つくり理論シリーズ その52『感性弱者』にならない「場」つくりの視点
日本でも、エンジニアが「リベラルアーツ」を学ぶ機運が高まり始めています。
サイエンスの世界は「理論」と「発見・証明・実証」の「科学・技術」の世界。
アートの世界は「感性」と「心」を拠り所とした「人間味」の世界です。
価値を創造してゆく「人間の英知」が結実する過程に「サイエンス」は不可欠です。
AI、量子コンピュータ、ビッグデータ、ゲノム解析、DXテクノロジー、ディープテック...etc 全て、科学が生み出しできたもの。
でも、「科学」だけでは人間社会が豊かにはならないこともあります。
人間が持つ「感性アート」の心、言い換えれば『美』の心とも言えます。
多くの日本人は、仕事で「美」を考える事はありません。
「美」では、経済的対価を生み出すこと、要は、儲けられない!との意識があるからです。.....でも、この意識は本当に正しいのでしょうか。
私流の「美」が生み出す価値創造(感性弱者にならない)ストーリーテリングをご紹介しましょう。
「美心」は「幸福心」の触媒であり、幸福感のセルフ・エモーショナルマネジメント術を身につけていると、生産性や創造性を高められる!との仮説。幸福感は、ワクワク心を刺激し、やる気を増進させるはず!との想い。
「美」を感じる心「美心」の感性を磨くことで「幸福心」を感じられる「意識のセルフマネジメント」ができるようになります。
哲学や美学、幸福学等の視点で難しく考えるのではなく、感じたままの思いです。
私たちは、目に見える「綺麗」なものや「素晴らしい景色」例えば、ロマンチックな夕日や抜けるような青空、一面の花畑や満開の桜...、女性美、肉体美そして、心脳で感じる情景や人の優しさなどにも「美」を感じます。
目の見えない方は、心で「美」の感じるとの話を聞いた事があります。心美眼です。
あらためて「美」とは!を考えてみると、生きる喜びであり、心の豊かさを醸しだす触媒でもあり、心地を良くする「糧」になる幸福感!と言えます。
暮らしの中で「美しさ」を感じる感性・感情セルフマネジメントを身につけてゆけば、暮らしの潤いと「幸福心」を育み、人生の幸福を感じられるようになります。
もう少し具体的にお話すると、
「美」は自然に感じる無意識ですが、敢えて、何事にも意識を向けてみると、様々な「美」を感じられるようになります。
デザイン美、審美、機能美、造形美、曲線美...etc
こうした美的意識を「自覚」して見ましょう。
段々と「美心」が芽生え始め、見聴きする物や事象がポジティブ心理を触発し、「幸福心」を育むゆとりや安らぎの気持ちを感じられるようになります。
ただ無理強いをしてはいけません!
さり気なく「美しい」ものに浸ってみることです。セルフ・エモーショナルマネジメントのコツです。
私が目指す「幸福社会創造」活動に於ける「場」つくりでも「美の演出」は、社会や組織に於いても、大切な要素です。
美の探求!
深い世界ですが、ワクワクするテーマや沢山の学びがある世界です。
皆さんも是非「美しさ」とは! を考えてみてください。
日頃の無意識を目覚めさせると、面白い心の景色が見えてくると思います。
こうした意識を持たぬままに、日々を「義務感」と「科学」だけで過ごしていると、「感性弱者」となり、発想力や創造性にも影響がでてくるリスクがあります。
「感性強者」になるには! 常に『わくわく』を楽しむことです😃
-続く-
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?