ローマ教皇の愛のオーラ
『フランシスコ ローマ教皇』が来日されました。
前回のローマ法王来日は、「ヨハネ・パウロ2世』が広島を訪れた1981年2月ですから、38年の年月が経ちました。
ローマ教皇フランシスコは、今回、広島と長崎を、そして東日本大震災被災地を訪れるとのことです。
世界平和と人類幸福を希求される姿に世界が注目しています。
私は、1979年から1983年までの間、広島で仕事をしていたので、当時 ヨハネパウロ2世が、広島幟町教会の世界平和記念聖堂に来られた時の事と、日本語でのスピーチが脳裏に焼き付いています。
私事ですが、その年、世界平和記念聖堂で結婚式を挙げた事もあり、38年の歳月に感慨を覚えます。
世界には13億人のカソリック教徒がいると言われています。
世界には、キリスト教を始め、イスラム教や仏教等「信仰」を生きる拠り所とされる人々が沢山います。信仰の自由は尊く、信心は人生を支えてくれる心の礎です。
宗派は色々あれど、共通する「信仰の原点」は「愛」です。 「愛」には様々な形がありますが、「人類愛」こそが人間社会にとって最も大切なものではないでしょうか。
世界を見渡すと、思惑や思想の違いから様々な揉め事や紛争が起きています。
隣国との関係や、香港で起きている事が報道される都度、人間社会の難しさを感じます。
人間の「集団意識」は複雑です。
人類同士の人間愛の濃度が薄められていきます。
ナショナリズムや利己的な意識を持つことは、「人間の性」であり、理想郷の実現は簡単ではありません。
フランシスコ教皇の世界行脚が人類の「人間愛」濃度を高めることを願いつつ、そして、唯一の被爆国である日本に、ローマ教皇が再訪される意味を感じている日曜日の朝です。
今日の午後には、広島で核廃絶の演説をされる予定とのこと。
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