Google Search Consoleを見る
Google Search Console というものがある。多くの人が Google 検索を使うと思うが、例えば自分のホームページがどういう検索ワードで検索結果に表示されたかや、その表示されたものが何回クリックされたか等がわかる。もちろん、個人を特定できるような情報はない。
どういう検索ワードが使われているのか?
さて、私のHPがあるのだが、その Google Search Console の内容を見てみる。
いくつかコンテンツがあるのだが、次の 「Python+数値計算でプログラミングを学ぶ」の中のページが検索で引っかかることが多いようだ。
このコンテンツでは、プログラミングを学ぶ題材として数値計算を使う、また Python を使うというコンセプトである。なので、 Python の Python らしい使い方は一切せず、基本的なプログラミング文法のみ使う。なので、大変速度は遅いが、C言語等の他の言語の文法との比較がしやすいものになっている。また、数値計算の基本的なアルゴリズムは、多重ループ等の基本的な題材として適切だし、多少数学的な内容も勉強になるので、良いのではないか?と思ったコンテンツ。また、数値計算手法についても、基本的なものしか扱わない。プログラミングを学ぶことが中心である「つもり」。
動画も一応つくってみたが、昨今の作り込まれた動画に比べるとしょぼいが、それが特徴だと思っている(あくまでも前向き)。
検索キーワードとしてずっと多いのが「熱拡散方程式」。いつもこれがトップに来る。このトピックスは、このコンテンツの第6回なので、そのページがよく見られているようだ。まぁ、見てすぐに去る人が多いのかもしれないが、そこまでは今解析していない。それは、Google Analytics の方の機能で見なくてはならない。
続いて最近急に伸びてきたのが「python サイコロ 1000回」というキーワード。プログラミングの授業でおそらく課題が出たりするのだろう。こちらは、第1回のコンテンツである。
つづいて、「ルンゲクッタ法 プログラム」「ルンゲクッタ法」「拡散方程式 数値計算」「ルンゲクッタ法 python」「ルンゲクッタ法 誤差」と続く。ちなみに、この次に「上山大信」がくる。これは自分のページを出すのに自分で検索しているからだと思う。
こうしてみると、拡散方程式とルンゲクッタ法で困って?検索している人が多いようだ。その辺りのコンテンツを充実させると良いのだろうか?
AUTOのページ
あと、特徴的なコンテンツとしては、AUTOという分岐解析ソフトウェアがあるが、それを macOS 上で使うためのやり方ページというのがある。
こちらは、結構 macOS のバージョン違いなどでトラブルが起きやすいのと、一般的に使われるものでもないので検索の結果にはかなり下位にしか出てこない。
ただ、このページを見てAUTOを使っている人はある程度いるようで、これまで2回ほどこの通りにしたがうまくいかないというメールが来たことがある。どちらも海外の学生さんだったが、何度かのやり取りでなんとか動いたようであった。こちらは、研究者的には若干のニーズがあるようなので、近々最新環境用にアップデートせねばと思う。
まとめ
以前はあまりなかった、「python サイコロ 1000回」というワード。プログラミングの授業かなにかで、統計系の問題を例として扱うことが増えたのかもしれない。
素朴なプログラミングの教材だが、一定のニーズはあるみたいなので、もう少し強化しても良いのかもしれない。
雑談
長年プログラミングの授業をやってきた。そのような授業をやらなくなって10年くらいになるが、今現在、大学でプログラミングの授業をやるのは結構大変だろうなと思う。おそらく、課題を出しても、例えば Python でランダムウォークでもいいや。ChatGPTに問題を投げると、すぐに動くプログラムを書いてくる。しかも、大変熟練したPythonプログラマーが書くようなプログラム。プログラミングをその授業で学ぶのが初めての学生さんは多分そんなことわからないので、それをそのまま出したりする。教員がそれを見るのだが、どう考えても AI だよな、これと思う。
そういうことがあって、私のところのページを見にくるのだろうか?そうかもしれない。結局、コピペで出してるとしたら、それまた意味ないが。あまりに素朴な書き方で、これはこれで変に思われるかな?
教育は今後ますます難しくなりそうだ。学ぶ側が学びたいと思わない限り意味がなく、それについては、これまでもこれからも変わらないだろう。ただ、学びたいという人が確実に減っているようには思う。