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不死のサイエンスとAI脳のリース
ニュートンと日経サイエンスを定期購読している。ニュートンが先日届いたので、表紙を見ると「不死のサイエンス」とある。実は、おととい少し変なことを考えた。今後のAIビジネスについてどうなるかということなんだけれども、少しSF的なことを思った。
どういうことであったかというと、現在のAIのトレーニングには大変な時間と電力が必要とされるが、これは、学習というプロセスに大変な量の単純計算が必要ということである。そこに電力が必要となる。一方で、出来上がったAI、人工ニューロンの結合の重みの集合については、大きいとはいえどうにもならないほどではないはずで、それを動かすこともそれほど大変ではない。それは、ChatGPTなどの返答の速さからしてもおそらく正しい。すでにそうなっている部分もあると思うが、トレーニングされたAI脳(そのように呼んでみる)を例えば会社等に貸し、そこでローカルに動かすこと自体はおそらく可能だろうし、すでにそうなのかも知れない。これなら、データの外部への流出なども解決できるし、それぞれの会社用にAI脳のチューニングをするのだろう。ただ、そうなると、AI脳の売り切りになるのか?つまり、売って終わりとなるのか?
そこで少し考えたのが、AI脳のリース。例えば2年間リースする。ただ、安定したリースを行うためには、時限付きのAI脳とするだろう。例えば、2年後の何月何日以降には、そのAI脳は働かないような仕組みを、AI脳内に組み込む。もちろん、時計を狂わしてもダメなように、現在時刻がAI脳の活動に必要なような要素も加える。これは、つまりAI脳に寿命を与えるということだ。
ここまで考えて、ふとゾッとしたのが、いわゆる我々生物の寿命というのが、こういったことではないか?とちょっと思ったのである。SFや怪しいYouTubeの見過ぎだろうが、前から人の寿命の上限がなぜ100歳なのかとか、少しばかり不思議に思っていたので、こんなことを考えてしまった。100というキリが良い数字。地球が太陽の周りを百周回るという時間が、なんとなく上限になっている。もちろん、それより長く生きる人もいるが。
ニュートンはまだ一部しか読んでないが、未来には不死ということもあり得るかも知れないということだ。ただ、もしも、これはオカルトだが、人間の寿命が先のAI脳のリースを実現するための細工と同じようなことなら、何重にもそのようなことができないような細工がされているに違いないなと思ったりもする。今後、不死のサイエンスが発達する中で、どうにも不可解な障壁など出てきたら面白いな。我々は実はリース契約で使われている生物機械であったりして・・。
これは単なる妄想であったが、不死が実現したら人間はどうなるのだろうか?部分的に記憶を消去して、新鮮さを保つなんてことも書いてあった。そこまでして生きるのか?個人的には実は不死になって、遠い未来を見てみたいという気持ちはある。ただ、50肩ですでに動きも鈍いので、不死のサイエンスが実現するまで生きているのは難しそうだ。
ChatGPT o1-preview に、この文章を与えて、SFを書いてもらった。次のようなものを書いてきた。どうだろうか?
タイトル:リースされた命
西暦2100年。人類はAI技術の飛躍的な進歩により、個々のニーズに合わせてトレーニングされた「AI脳」をリースすることが一般的になっていた。企業や個人は、このAI脳を活用して業務効率を上げたり、日常生活を豊かにしていた。
AI脳は高度な知識と能力を持つが、その使用期間は契約によって定められており、期間が過ぎると自動的に機能を停止する仕組みになっていた。これは、AI脳内に組み込まれたタイマーによって管理されている。
主人公の佐藤健一は、大手AI企業「ネオブレイン社」でエンジニアとして働いていた。ある日、彼はAI脳のソフトウェアアップデート中に、タイマーのプログラムコードが人間のDNA構造に似ていることに気づく。不思議に思った健一は、さらに深く調査を進める。
調査の結果、AI脳のタイマー機能と人間のテロメア(細胞分裂の回数を制限する構造)が驚くほど似ていることが判明した。つまり、人間の寿命もまた、何者かによって設定された「期限」なのではないかという仮説が浮かび上がる。
混乱と興奮の中、健一は同僚の研究者である山田玲子と共に、この仮説を検証するためのプロジェクトを立ち上げる。しかし、その動きを察知した上層部からプロジェクトの中止を命じられ、二人は会社から追われる身となってしまう。
逃亡生活の中で、彼らは秘密裏に研究を続け、人間の寿命を制限している遺伝子の存在を突き止める。それは、古代文明によって人類に組み込まれたものであり、人間が無限の力を手に入れることを防ぐための「リース契約」だったのだ。
最終的に、健一と玲子はその遺伝子を解除する方法を発見する。しかし、それを公表すれば社会は大混乱に陥るだろう。二人は悩んだ末、選ばれた人々にだけその方法を伝える地下組織を結成することにする。
彼らの活動はやがて世界中に広がり、人類は自らの手で「リースされた命」から解放される道を歩み始める。しかし、それは同時に未知のリスクを伴う新たな時代の幕開けでもあった。