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大伸ダイスが考える、町工場の未来を変える方程式⑨

【みがく×あそぶ=つくる】

こんにちは!大伸ダイス工業、広報担当です。

前回は「つくる」に欠かせない、超硬合金をご紹介しました。

今回はさらに迫った超硬合金の「素材」について、引き抜きダイスとの関係をお話していきます!

【つくる:超硬の素材】
材料は主にタングステンカーバイド(WC)とコバルト(Co)、ニッケル(Ni)です。
使用目的によっては、超硬合金の特性をさらにアップさせるため、
炭化チタン(TiC)や炭化タンタル(TaC)などが添加されることも!

何を言ってるのかさっぱりという感じの方もいらっしゃるかもしれませんが
私自身も「???」となっています(笑)

わかりやすくハンバーグに例えると、、、
メインの材料となるのが「ひき肉」で、「パン粉」や「卵」がつなぎの役目になりますよね。
「コショウ」や「マヨネーズ」なんかが隠し味にもなったりして!

これを超硬合金に当てはめると、
ひき肉→タングステンカーバイド
パン粉や卵→コバルトやニッケル
コショウやマヨネーズ→炭化チタンや炭化タンタル
に該当されるというわけです!

余談ですが、タングステンと炭素が結びついたものが「タングステンカーバイド」ですが、
タングステン単体だとレアメタルに該当します。
熱にとても強いことから、金属アレルギーを起こしにくいというメリットがあり
最近ではタングステンをつかったおしゃれなリングも発売されているみたいですよ!
安価で丈夫なので、気軽に高級感のある指輪としても親しまれているみたいです◎

【つくる:大伸ダイスでの活躍】
超硬合金が丈夫な金属ということをご紹介してきました。
もちろん、我々が作っている引き抜きダイスについても、超硬合金が使われています。
写真でいうとこの部分ですね。


エントランスにあるダイスの山から一部抜粋

ここに超硬が使われており、超硬の穴部に金属を通して引き抜きをし、成形する!といったものになります。

全く身近ではありませんが、このダイスによって成形された金属は
車の欠かせない部品になったり、日常生活を快適に過ごすための一部分になっているというわけです!

これまで「町工場の未来を変える方程式 みがく×あそぶ=つくる」について紐解いていきました。
今回でこのシリーズは最後になります。
4月より長きに渡りお付き合いいただきありがとうございました!

1月からは、また別のテーマで投稿していければと思っていますので
引き続きよろしくお願いします◎

それではみなさま、よいお年を!

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