「景色と情景」 第一章 ” 'Bout the same"満員御礼ありがとうございました
※普段は趣味であり元職業でもあった「写真」の投稿がメインになっている当アカウントですが、今日は僕の表の顔である音楽の話をしようと思います。
写真の投稿ではありませんが何か感じてもらえる部分があれば良いなと思うのでよかったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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こんにちは。
昨日は伊々坂友秋くんとのツーマンライブ企画「'bout the same」でした。
もう本当にどうなるかと思いましたが、、、、、
当日に無事ソールドアウトとなりました、ご来場、視聴いただいたみなさま本当にありがとうございました!
・景色と情景とは
まず、Twitterやインスタグラムのリンクから見にきてくれた方はご存知かと思いますが、今年10月から、シンガーソングライターである伊々坂友秋君と一緒に企画を始めました。
どういった企画かというと、ものすごくざっくりいうと二人で一年間という期間の中でライブや楽曲制作等を一緒に行なっていき、2024年11月には二人で100人を集めてライブをしよう!という企画です。
noteを読んでいただいている方は薄々勘付いていた方もいるかと思いますが、僕は去年のワンマンライブ以降色々な事情があって精神的に参ってしまい、ライブ活動を完全に辞めてしまっていました。
ましてや楽器を触るということができず、勤めていた音楽教室も退職し、音楽から離れたところで生活をしていました。
その心の支えになっていたのが、note記事を書くことや、インスタグラムに投稿している「写真」という趣味でした。
一時は、写真一筋、音楽はもう耳に入れたくないという時もありました。
しかし、その状況が一変する出来事がありました。
それは、一緒に「景色と情景」という企画をやることになる「伊々坂友秋」との出会いです。
・”伊々坂友秋”との出会い
彼と知り合ったのはおそらく去年。いや、一昨年か?
季節は忘れてしまいましたが、僕が主催オープンマイクをさせて頂いていた(初ワンマンライブをさせて頂いた)東中野ALT_SPEAKERというお店で出会いました。
その頃彼はシンガーソングライターとしてまだスタートをきったばかりで、名前も今とは違う”Aki”という名義でした。(彼をあきくんと呼んでいるのはその名残です)
その頃の僕はもっと今よりひん曲がっていたので、基本的に誰かと仲良くしたいという願望もなければ、興味関心がない、という感じだったと思うのですが、どういうわけかその日なんとなく彼と仲良くなって、その後も謎に何度かご飯を食べにいったこともありました。
あ、あと一緒にスタジオに入ってブルースを教えてもらったこともあったな。
彼は僕のライブにも何度か来てくれて、その時の感想がお世辞じゃないのがすぐに伝わって凄くうれしかったのを今でもついこないだのことのように覚えています。
しかし、僕は彼のライブを見に行ったことはありませんでした。
行きたくなかったわけじゃありません。なぜなら彼が、
「だいしさんにはタイミングが来たらお声掛けするのでそれまで待っててください」
と言っていたからです。
しかし、ALT_SPEAKERでの演奏は何度も見ていました。
その時はまだ、Aki名義でしたが・・・
そして、今年の10月。
呼ばれたわけでもなかったのですが、無性に音楽の熱を浴びたくなり、偶然見つけた彼のライブを見に行きました。
Akiから「伊々坂友秋」に変わって初めて演奏を聴く機会でした。
そしてそのライブをみて僕は彼にこう言いました。
「一緒にライブがしたい!!」
・二人の企画「景色と情景」がスタート
数日後に二人であって、色々なことを話し合っているうちに、一回きりのライブじゃなくて、どうせなら他の誰もやってない面白いことをしたいね!という話になりました。
色々意見を出し合いながら会話する中、あまりにも似ている感性と、びっくりするくらい対極な要素があることに気づきました。
彼も僕も、全く違う境遇や感覚であるにも関わらず、どこかシンパシーを感じ合っていました。
お互いにかなりズレた人間なので、会話をしていてもいまいち噛み合いません。
これはもしかしてトークを見てもらうのも意外とおもしろいのではと、youtubeにトーク動画をあげることも決めました。
そこから一度きりのライブではなく、まだ売れてない僕たちの成長劇をみてもらう企画というのはどうか、という話になり、そこから毎日LINEや電話でやりとりをして企画を固めていきました。
「景色と情景」
タイトルの由来は、”似ているようで少し違う”というところから着想を得ました。
まずは二人で路上ライブをするところからはじまりました。
僕は路上ライブにトラウマがあり、絶対にやらないと心に誓っていたのですが、来年11月に100人集めるためには絶対にやらなければいけないだろう、ということで勇気を出して始めました。
吉祥寺、調布、中野と各地回ってきましたが、全くうまく行かないことの方が多く、次の日が早くとも、体調がすぐれなくとも、そしてなにより寒くとも、二人で試行錯誤しながら終電までがむしゃらに頑張りました。
同時進行で、youtubeの撮影や、企画会議など、とにかく毎日LINEや電話をくりかえしました。
そして、この企画の第一章である「15人限定ライブ」が12月17日、まさに昨日無事完走したのです。
・第一章 「’bout the same」
昨日12月17日、東新宿 LOVE TKOにて行われた、ツーマンライブです。
ちなみにこの会場は、友秋君のライブを見に行った日の会場だったりします。
15人限定にしぼることで、きっとすぐに人は集まってくるだろうと思っていました。
ましてや僕は去年集客50人のワンマンライブをやっているので、集まらないわけはないと思っていました。
しかし蓋をあけてみると・・・
驚くほどに予約が入らないのです。
ただ、今回のライブは決して同業者などにお願いをしてライブに来てもらうのはやめよう、なんならお誘いすら基本やめよう、という話になりました。(どうしてもよびたい前職の生徒がいたのでその子のみ僕から声をかけました)
自分たちが売れていないという事実もしっかりと公表した上で、路上ライブを頑張ってなんとか集客しようと。
このSNS社会だからこそ、逆に先をいって路上で人を集めようという話になりました。
しかし途中は予約の入らなさに本当に焦りました。
焦りすぎて僕の路上ライブは完全にヤケクソ状態になっていた日もありました。
当日も13枚まで売れて、このままライブがスタートをするのだと思っていたその時でした。
なんと路上で聴いてくれていた二人組が当日にライブハウスに来てくれたのです。
結果としては、15人中5人は路上をきっかけにライブにきてくれました。
無駄じゃなかった。寒くても頑張ってよかったね、と、言葉を交わし合いました。
お互いのライブ(演奏順は当日じゃんけん)と、最後に二人で演奏というプログラムだったのですが、、、、、
一つ他にはない仕掛けをつくりました。
それは、ライブ一週間前にチケット購入者限定でyoutubeliveで配信をし、お客さんにもらったお題をもとにトークを繰り広げ、最終的にそのトーク配信全体から着想を得て曲を二人で作り、それを当日ライブで披露する、というものです。
期限はライブ当日なので一週間なわけですが、二人であえる日数も限られており、実質1日で完成させる、という流れになりました。
結果を言うと、信じられないくらいいい曲ができ、ご来場の方々にも大変よろこんでいただけました。
曲名は、今回のライブのタイトルでもある「'Bout the same」。
意味は、”だいたい同じ”。
そう、僕たちのことです。
一番は僕が作り、二番は友秋くん。
ラストは二人で作っているのですが、、
音楽から逃げていた僕の葛藤
ライブを絶えず続けていた友秋君の葛藤
それぞれ違う葛藤で物語が進みますが、最後にはその二つが一つになる、という構成になっています。(ちなみにコードやメロディも一番と二番で似ているところ、違うところ、同じところが存在します)
この曲は、今回ライブに来れなかったかたにも聴いてもらえるように考えているので(後述)乞うご期待ください。
・今後について
ライブでは発表させていただきましたが、この企画の第二章の計画が進んでいます。
第二章は今回のライブハウスでのライブではなく、「'Bout the same」のレコーディング、PV作成を予定しています。
詳しくは今後詳細を明らかにしていきますが、それだけだとライブ期間が空いてしまうので、youtube生配信でのトーク、コラボ演奏や、引き続き二人での路上ライブも予定しています。
また、「景色と情景」とは別枠ですが、
2月某日に二人で都内某所でのライブ出演も決まっています。(詳しくは後日発表)
ぜひ遊びに来てください!!!
そして、1月26日(金)には、伊々坂友秋君とそのお師匠さんのツーマンライブ、そのお師匠さんと僕が3月24(日)にツーマンライブを行います。
こちらの会場は代々木アルティカセヴンというお店です。
ぜひ遊びに来てください!
・個人のライブの話
超長い文章の後で恐縮ですが、自分個人のライブの話も。
実は、企画である以前に、僕にとっては去年10月末のワンマンぶりのライブでした。
ライブに対しての不安は一ミリもありませんでした。
音楽をやめていた時期も曲は淡々と作り続けていたし、mado-159というユニットもスタートしたし、今でもALT_SPEAKERに歌いにいくこともあるからです。
しかし、やっぱりどうやったってそれらはライブとは全く違うものです。
僕は活動当初から大きな野望があったわけでもなければ、ステージ上でチヤホヤされたいと思ったこともありませんでした。
なのに、どうして僕はわざわざステージに立つのか。
それならひたすら曲をspotifyなどにリリースしていく道もあるのに、集客に頭をかかえ、生活を削ってまでしてなぜライブをやりたいと思っているのか。
この空白の期間と、友秋君との出会いが答えを教えてくれました。
僕は、その空間にいる人たちのその瞬間だけでも。
叶うなら、その日だけでも。嫌なこととか不安なこと、考えたくないことを忘れて楽しんでもらいたい。
ボランティア精神とかでそう思っているわけではありません。
僕が生きるうえで一番幸福に感じるのは、人がただただ笑いあったり楽しんでいる瞬間です。
夏祭りの帰り道や、年越しの瞬間。
細かいことは置いておいて、今は楽しもう!
そんな空間を作りたい。
いや、そんな大きなことはまだ言えませんが、僕が歌って僕が楽しむことで、お客さんが楽しんでくれるんならそれ以上に幸せなことはないと思います。
全く綺麗な人間ではないです。毬栗のように強情で気難しいと言われます。
それに、電車で席を譲ろうか迷っている間に人目が気になって他の人が譲ってあとで後悔する感じの人間です。
だけど、歌った後に、
「ずっと歌ってて欲しかった」
「死ぬまで歌ってください」
「あの曲を聴くと涙が出てくる」
そう言われると、嬉しいという感情ももちろんありますが、それ以上に
「これなら胸張って自分を肯定できる」
と思えるのです。
褒められたから、とか、必要とされたから、ということではなく、なんというか、地球の役に立っているのが嬉しいといいますか、、、、
とにかく。その嬉しさが爆発して昨日はめちゃめちゃ派手に暴れてしまいましたが、、、、、
見てくれていた方々には、普段はもうちょいおとなしいライブなんです、とお伝えしたいです。笑
長い文章でしたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
NAkayama Daishi↓
伊々坂友秋↓
https://linktr.ee/iizakatomoaki
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