【佐渡金山】「煙草配給名簿」でパンドラの箱が開いた... だと?
韓国の左派メディア〔※〕『ハンギョレ』新聞の記事です。
日本の市民が明らかにした佐渡鉱山の強制動員【特派員コラム】
2024-07-26
それでは『煙草配給名簿』とはどんなものなのか見てみましょう。
この頁には「登録抹消」と題され、氏名や抹消理由が書かれています。
理由は「満期帰鮮」や「刑務所入監」、「逃走」...
通常は煙草を配給する度に記帳する台帳のようなものなのだと思います。
別の頁も見てみましょう。
右端に「第三相愛寮長 代 米津広吉」という名前が見えます。
相愛寮とは、当時朝鮮人労働者が寄宿していた寮で、寮単位で煙草を配給していたらしいことが分かります。
欄は上から、氏名、日付、異動事由が書かれています。
異動事由には「今次、満期帰鮮に依る」 とあります。
要するに、寮の入所者の台帳と煙草の配給台帳を兼ねる物のようです。
驚くのは左側の欄外に書かれたメモ。(漢字などを現代的な表現で書き直してあります。)
朝鮮に帰る労働者の為に、長旅だから10日分の煙草を配給してあげてね、と依頼するメモなのです。