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仕事の合間に山。
お客さんのチェックイン後、さくっと仕事をしてからお出かけです。正直運動不足気味、いや?気味ではなく、運動不足の寿庵オーナーです。
開業してからほんと山歩きの頻度がガタ落ち。特に、ここ最近は、体力の低下を感じます。年齢的なことを言い出せば、うちのお客さんなんてどうなるの??60代、70代、80代でもばりばり山をするし、遠征もしちゃう強者揃い。歳だから‥なんて一言発したら、怒られちゃいますね。
年齢なんてのは言い訳で、ただの運動不足です。ハイ‥。
天気予報は午後から崩れる(涙)‥ではありましたが、運動がてら山仲間のTちゃんと行ってまいりました。
それにしても、この日は蒸し暑かった。気温はそんなに高くないのだけど、湿度がすごい。そして湿度のせいなのか?ただの運動不足なのか?なんだか登れる気がしないくらい、足取りも重く身体も重い。
牛歩戦術なみの歩幅でのろのろっと登る。1時間程度でつくはずの中間地点ですでに2時間近く費やしていました。途中からはガスの中の登山。幻想的な景色、すでに、みなさん下山している時間だったので、ほとんど人に会うこともなく静かな登りでした。
まだ花が見られたクサボタン。
こちらは、花が終わり種になり始めたクサボタンです。そのうちふわふわの毛のようになり、それはそれで美しいですね。
うーん、稜線はガスだね。辛うじて、6合小屋向こうに別山が顔を出す。まぁ雨が降らないならもう少し登るか‥とTちゃん。
アキノキリンソウ。前回登った際はまだ花が咲いてなかったはず。
ゴマナも咲いてますね。
お~~!!!トリカブト。6合目より上部にあちこちにあるのですが、こちらの個体は紫色の花を咲かせていました。あと見たものはまだまだ小さな蕾でした。
キュウシュウコゴメグサ。こちらはホントちっさいかわいい花です。
お!空が明るくなった~~。雲の隙間から見える空はもう秋の様相ですね。
うーん、夕日は見れそうにないなぁ‥。この日も残念ながら厚い雲の向こうに太陽がありました。まぁ、しょうがないね。いちを8合上の木道付近まで登り、そこで下山開始です。今回も山頂まではいかずですが、いい運動になりました。あとはぼちぼち降りて、6合付近で夕飯(定番のカップラーメン)ですね~。
うーん、見事に雲の中。また次行った時は山頂で夕日かな?
登山後記
さて、この日下山したのは20時半。その後、地元のキノコマニアのSさんに合流し、ヤコウダケ探しです(笑)。
実は、7月のことですが、大山町で初めてヤコウダケが見つかったタイミングで、Sさんに声をかけていただき、観察に行きました。正直、こんな暗闇で、こんな人気のない山奥にひかるキノコを探しに行くこと自体、なんとも怪しいことではありますが、ちょっとワクワクしますよね。
こちらがヤコウダケ‥って、光ってないのか!と言われそうですが、さすがに私のカメラでは光る姿は撮影できず。でも肉眼でもはっきりと光ってるのがわかりました。この辺りではフサザクラの立ち枯れの木に発生するようですね。なので今後もしフサザクラを見たら要チェックですね!
さてこちらが下山後にみたものです。見た目、7月にみたヤコウダケに限りなく近いのですが、暗闇で光ることはありませんでした。
Sさんが言うには、ヤコウダケだとおもうのだけど、発光するタイミング(時期)があるのかもしれませんね‥と。確か、ツキヨタケも新しい状態は光るのですが、古くなると光らないようです。この日は残念ながら光る個体は発見できませんでしたが、この倒木の近くに、光る朽木を発見。何かの菌糸が光ってるとのことですが、こちらは専門家に現在調べていただいてる最中とのこと。
うーん、夜の森の世界もなかなか面白いですね。この日の光物は、朽木以外にもクロマドボタルの幼虫らしきものが発光しているのも目撃しました。
ということで、夜もゴソゴソしている寿庵オーナーです。仕事そっちのけで何やってるの?と思われそうですが、これも仕事!?大山の自然を知るってことが自分の一つのやるべき業務って思ってます~~(ただの趣味)。
ヤコウダケについてはまた何か情報があれば、ご報告いたしますね。
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