プロジェクトはじめます(1)
休業41日目。朝から雨。気温9℃。大山、今日も寒いです。
鳥取の大山の私の宿でもコロナの話題が出始めたのは、今年2月。すでに昨年末から暖冬の影響で、売り上げが前年の冬季に比べると50%を割り込んでいた時。宿の立地がスキー場内にあるもので、まともに影響を食らってしまう。それでも、稼働があったのは、冬山登山をするお客さんと常連さんが来てくれたから。もちろん、雪が少ないために、山屋さんからもキャンセルは受けたものの、なんとか稼働していました。2月になると、ようやく雪が降ったんで、10%減くらいで落ち着いてくれほっとしたけれど、その頃からコロナの話題がちらほらと・・。当時は、どこか遠い国での話?くらいにしか思わず気にもしませんでした。私の宿、寿庵は海外からのお客さんは全体の10%にも満たない。それでも、宿泊の際に「中国のお客さんいますか?」と聞かれるようになったのはちょうどその頃からですね。3月に関しては、スキー場自体もあっけなくクローズしたので、コロナ関係なく、3月末にはいったん休業に入りました。で、4月早めにオープンさせ、春のお客さんに備えよう!!!と思っていました。
ところが、コロナ禍の渦に巻き込まれ、4月10日からの休業を余儀なくされてしまった。そうそう、思い出したぞ。!私、すでに3月から休業してるではないか??つまり、今の段階ですでに60日間休業状態なんです。
それにしても、暖冬だけであれば、まだ先が見えた。それにスキーヤーはだめでも、山屋さんや旅人を受け入れ、宿を稼働することができていた。でも、今じゃ、その山屋さんや毎年この時期くる旅人、ライダーさんですら利用してもらえない状況。
来てもらって意味を成す宿が、来てもらえない状況に。ってことは、宿をどうすりゃいいんだ???宿を出張させるわけにも、テイクアウトさせるわけにもいかない。クラウドファンディング?未来の宿泊券??いろんなアイデアもあったけど、どうもそれは私が望む最善の形ではない。いろいろ考えて、たどり着いたのが、物販。正直、誰でも考える、安易なことかもなぁ・・と思ったけど、それしかアイデアが出てこない。幸い、会わなくともネットで情報発信ができる時代。離れていてもつながることは、いつでもできる時代。来れなくっても大山を感じてもらえ、寿庵とつながれる感覚がある・・。それはそれでラッキーな時代。
実は、それらを思いついたのはGW前、それからゴソゴソと活動開始。あちこちへ行き、物販のアイデアを探る(重要急務の案件で出かけたのはこれのため)。仲間に相談、あれこれアイデアが出て、いろんな商品を思いついたのだけど、なかなか作製にかかる費用や、売れる売れないで、考えまとまらず。資金援助がないのかな?と商工会へ行くけど、当てはまるものが見いだせず。でも、なんとか落ち着いたアイデアは大山のカレンダーを作る!というアイデア。自己資金で何とかなりそうだし、日用品だし、購入しやすいかな??と思って・・。
え??カレンダー???
毎年、地銀から大山カレンダーもらえるじゃん!
わざわざ買うの??
まぁ、そういわずに・・
寿庵のプロジェクトに皆さんにかかわっていただきたいと思います。また次回、「プロジェクトはじめます(2)」として、情報アップします!しばしお待ちを・・。