キプロスのカタコンベ⑦

7.王家の墓

(THE ROYAL TOMBS AND SALAMIS NECROPOLIS)

ファマグスタにあるこちらのお墓。
紀元前7世紀と8世紀にまでさかのぼり、広大な畑に150の墓が散在しています。
埋葬室の配置は、ホメロスのイーリアスのミケーネの墓の記述と大体一致しています。
王と貴族らは、彼らの好む世俗的な所有物、食べ物、飲み物、奴隷も埋葬したとか。

王家の墓と隣接するセラーカでは、変わった埋葬習慣がありました。 
王室の主人に奉仕する最後の行為が葬儀の馬車を引くことであったので、墓の入り口で屠殺された馬の骨が入り口にありました。

セラーカとは?

貧しい人々が使用する小さなお墓です。
サラミスの貴族や裕福な市民は王室の墓に埋葬されていましたが、一般的な人々はここに埋葬されていました。
各墓は回転式で使用され、何百年にも渡り使用されていたので、発掘調査によりサラミス人住民の多くの異なる葬儀習慣が解明されるはず。。!

ですが王家の墓は農地で覆われているため、全容が明らかになるかどうかは分かりません。 どうなることやら。笑

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