見出し画像

Chat GPT アドバンスプロンプトテクニックの入り口

「何を生み出したいですか?」

プロンプトのテクニックの前に、まず問いかけたいのは「何を生み出したいですか?」というシンプルな質問です。

「生成AIのプロンプトってどうするの?」と、最初に考える方は多いと思います。まるでGoogleを初めて開いた時のことを思い出しませんか?シンプルな検索ボックスを目の前にして、「ここに何を入力すれば良いの?」と戸惑った瞬間でした。

1996年にGoogleのサーチエンジンが登場してから四半世紀以上、私たちは“ググる”という行為にすっかり慣れました。情報を探すことが日常の一部となりました。そして今は多くの人が生成AIを使い始めたところですが、まだ「検索している」感覚でAIを使っていませんか?

テクノロジーは「検索」から「生成」へと大きく変わっています。その変化は「既存の情報を探す」だけでなく、「新しい情報を生み出す」時代にシフトしているのです。この変化を理解していなければ、どれだけプロンプトのテクニックを学んでも、ただの表面的な知識で終わってしまいます。

テクノロジーの進化はSearchからGenerateへ
情報を探し出す→生み出す
この変化を捉えていますか?

Search(検索)からGenerate(生成)への変化とは?

「検索」と「生成」の違いは大きいです。
・検索は、欲しい情報にたどり着いたら終わりです。
・生成は、ほぼ無限に新しい情報を生み出し続ける、終わりのないプロセスです。
また、
・検索は、誰かが作った情報を見つける行為です。
・生成は、既存の情報を組み合わせたり、自分の考えを反映させて新しい情報を生み出す行為です。

「ググる」から「ジェネる」へ。この変化の肝は、何を生み出すかが私たち次第であることです。もし「正しい答え」だけが欲しいのなら、生成AIは間違った情報も出すことがあるので、面倒な存在かもしれません。でも、何かを生み出したいと思っているなら、生成AIは夢のようなパートナーになってくれるでしょう

"ググる"
検索とは巨大な図書館で調べ物をするようなもの
"ジェネる"
生成とは多様なアイデアに出会うワークショップの様なもの
左脳的まとめ


クリエイティブ時代の到来

「クリエイティブ」という言葉を聞いて、「自分には関係ない」と思う人が多いかもしれません。しかし、クリエイティブな行為は、絵を描いたり陶芸をするようなものだけではなく、日常の小さな工夫や問題解決も含まれます。みなさんが仕事で生み出す価値に対価が支払われているはずですから、誰もがクリエイティブな存在なのです。

With AIでクリエイティブは加速する

生成AIの最大の強みは、問いに応じて無限に新しい答えを生み出せることです。それが「正しい答え」ではないかもしれませんが、それはプロセスの一部。特に企画立案やプロジェクト初期において、アイデアは質よりも量です。今まではそこに時間とリソースを割くことが難しかったのですが、生成AIを活用すると、多くのアウトプットを短時間で得ることができます。それにより新たな方向性が見えてきます。このプロセスこそが、創造活動を加速させる鍵です。まさに「クリエイティブ時代」の到来と言えるでしょう。

オススメのプロンプト紹介

では、生成時代に向けて自分がどう変わるべきか、Chat GPTに直接聞いてみましょう。例えば、以下のプロンプトを試してみてください。

プロンプト例 ①

私の過去のプロンプトを、検索系(探索)と生成系(創造)に分けて解析してください
その比率も知りたいです

このプロンプトを使うと、自分の思考がどのくらい創造的か、詳細に知ることができます。例えば、結果が「探索系50%・生成系50%」なら、インプットとアウトプットのバランスが良いと言えるでしょう。

他にも、以下のプロンプトで自分の傾向を分析することができます:

プロンプト例 ②
私のpromptの傾向を解析してください

プロンプト例 ③
私の思考パターンを分析してください

プロンプト例 ④
私の好奇心の強さを10点満点で評価すると何点でしょうか?

プロンプト例 ⑤
以下の七つの観点で評価できますか?(10点満点)
・好奇心
・創造性
・多視点
・美意識
・楽観性
・共創マインド
・自己認識とオリジナリティ

これらを、内省プロンプト(Reflection prompt)と呼びたいと思います。
なかなか自分を振り返ることは無いかもしれません。これらのプロンプトを使うと、自分の思考の癖や特徴を客観的に見つめ直すことができ、生成AIをより効果的に活用する手助けになります。

それでは、またね!



いいなと思ったら応援しよう!