コミュニティプロデューサーに必要な能力とその参考書

コルクでは、新しい編集者の定義として、編集者のことをコミュニティープロデューサーと呼んでいる。

では、そのコミュニティープロデューサーとは、どんな能力を持つ人なのだろうか?

エンジニアリングとは論理的に考え、構造化することだ。
エンジニアリングが好きな僕は、コルクにいるコミュニティプロデューサーを観察して、コミュニティプロデューサーに必要な能力は下記3つなのではないかと分析した。

1.編集力

2.観察力

3.ネット力

それぞれ説明したいと思う。

1.編集力

やっぱり編集には、ある程度の型がある。

映画でも漫画でも、必要なストーリーとキャラクターだ。

そういう意味で、標準化が得意な欧米の、映画の型が学べるシド・フィールドの脚本術は良いのではないだろうか。

2.観察力

優秀なクリエイターにも、優秀なコミュニティプロデューサーにも共通していることがある。

それは、日常を観察して独自の視点を持つ力だ。

例えばコルクの三田紀房担当コミュニティープロデューサー柿内は、柿ログという自分観点の食べログをしている。

ネット力これが、独自の視点をもつ力=観察力だ。

そんな観察力におすすめな本、意外にあんまりないけど、あえて上げるとすると「コンサルタントの質問力」。

僕がコンサルやってたときに参考になった本だ。

3.ネット力

最後に、新世代の編集者であるコミュニティープロデューサーにとって一番重要なこと。

それはネット力、SNSやブログで発信する力・共感する力だ。

それが一番わかる本は、糸井重里さんの「インターネット的」だと思う。

この本の最後に出てくる、糸井さんの文章が全て。

インターネットの端末に世界中の人がつながっているというときに、誰でもが、可能性として「一番いい考え」を提示して、他の全員を説得できるようになったはずです。
無名のまま世界の人々に支持されたり、共感を持って迎えられりすることだって、ありうるのがインターネット的な社会です。
単なる票や売上先として数えられていた一人ひとりの人間が、立候補する人間として、数だけの存在から抜け出られるのだと考えたら、それは、タイヘンだけど悪いことじゃないと思いませんか。
立候補するということは、より自由になることだと、僕は思っています。

最後に

大前提として、映画・漫画・小説などエンターテイメント作品が好きである必要があることは付け加えておく。

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