
木と漆の食具 金城貴史 展2
いよいよ明日から。金城貴史展が始まります。
僕自身がヴィンテージクリストフルが好きで販売していたこと。
器も骨董と現代陶の両方を使い、またその合わせが楽しく当店のお客様へもご提案できていたこと。
小さく細かな、テーブルウェアを締める箸置や箸、カトラリーなどを非常に重要視していたこと。
などなどの理由から、気づけば木製の、一本一本刀で削り出されたクラフトマンシップあふれる金城さんのカトラリーを日々愛用するようになっていました。
経年の変化さえ美しいカトラリーは自分のカトラリーを選ぶ基準をはるかに超えたものでした。


そこに、当店ならではの魯山人から星岡茶寮、秦秀雄と繋がるエッセンスを踏襲した杓文字を特別制作して頂いたり、
また既存の古いお寺で使われていた匙や、はたまた近年ものの大量生産されたスプーンから着想を得た作品などなど。
時代の新旧を超えて、自身の世界観に落とし込んで作品づくりをされている金城さん。
Instagramの氏のアカウントからもその世界観が垣間見えます。



木のカトラリーが作り出す一種独特の世界。
うつわやガラス、テーブル、椅子、
時代をミックスして静かで充実したテーブルコーディネートに金城さんの作品は欠かせません。
まずは一本の匙から。
佇まいと、その使い心地を、今回の展示会を通して多くの方に体験して頂ければと思っています。
金城貴史展 出品作品はオンラインストアよりご覧いただけます。