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乳房炎の科学No.2『乳房炎を引き起こす微生物の頻出ランキング!』

乳房炎はどのくらい発生しているの?

乳房炎の原因となる微生物に入る前に、そもそも乳房炎ってどのくらい発生しているのか?全て病気の中で乳房炎が占める割合を把握しておきましょう。

病気の発生数に関するデータは農林水産省の「家畜共済統計表」で誰でも入手することができます。そこで、今回は過去10年間を遡って、乳房炎がどれくらい発生しているのか調べてみました。

乳房炎を含む泌乳器障害は全疾病の中で最も発生率が高く、約30%を占めています。次に多いのが生殖器病で約23%、その次が消化器病で約13%となっています。

●生殖器病には子宮内膜炎や卵胞嚢腫、卵巣静止、黄体遺残、発情の鈍化などが含まれています。

●消化器病には第四胃変位や腸炎や肝炎などが含まれます。

泌乳器障害が最も多い理由としては、やはり再発生しやすいことや伝染しやすいことが原因ではないかと考えられますね。

急性乳房炎の発生率が一番多い!

前回の記事で、乳房炎には4つの種類があるよーってお話ししましたが、次は発生している乳房炎の内、どの種類がどれくらい発生しているのかを見ていきたいと思います。

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