見出し画像

2024年9月に読み終わった本

10冊読了。
読みかけの本が常時10冊前後あるため、タイミングが合うと読了冊数が多くなる。そんなひと月。

『マンガ+図解で基礎がよくわかる 情報セキュリティの教科書』左門至峰 厚焼サネ太 技術評論社

情報セキュリティの基本的な話題をマンガと文で解説してくれる本。
過去に学んだ経験があっても情報セキュリティ分野は移り変わりが速く、あっという間に時代遅れになってしまうので、サッと読める本書で復習するが吉。
情報セキュリティ初学者にもおすすめ。


『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版』一般社団法人日本ディープラーニング協会監修EXAMPRESS

某所のレビューではそこまで評判がよくないようだが、大づかみに理解するためにほどよく情報が削られていて悪くないと思う。
個人的には改版前の緑本よりこちらの本のほうが好み。どちらか一冊だけ買えと言われたらこちらを選ぶ。
章末問題の答えが選択肢のすぐ下に書かれているのは×。
頑張って指で隠そうとしても見えてしまうので、四つ折りにしたチラシなどで隠す必要がある。


『日本語アカデミックライティング』滝浦真人 放送大学教育振興会

放送大学の印刷教材。
説明文の読み書きのかんどころを解説した『日本語リテラシー』からつながる科目で、『日本語リテラシー』をアカデミックな文章の方向に拡張したもの。
放送大学の各コース担当教員たちがそれぞれの学術分野における約束事を交えつつアカデミックライティングについて解説する、といった内容。
言語学者である著者による解説も見事で、読めば日常的な読み書きの解像度が上がること間違いなし。『日本語リテラシー』とともにおすすめの本。

社会学、文学分野の共著者が書いた章と、情報学、自然科学分野の共著者が書いた章を比較すると後者のほうが簡潔で読みやすい。また、引用のしかたもそれぞれ違う。
個人の特徴なのか、専門分野による差なのかはわからないが、そういった違いを見るのもおもしろい。


『データベース3300 基本英単語・熟語』桐原書店編集部 桐原書店

英単語帳。表紙の手触りがよい。
TOEIC用の単語帳と比べると基本的、日常的な語が多い印象。
中学からずっと英語が苦手だった私でも簡単な単語が多いと感じる。


『群論への第一歩 集合、写像から準同型定理まで』結城浩 SBクリエイティブ

6章まではほとんど悩むことなく進めたが、7章の途中から難しくなった。
ところどころに「理解の仕方のコツ」や「何ページに戻ればよいか」などのTips が書かれており、数学の学び方を啓蒙してくれる本。


『中世イタリアの都市と商人』清水廣一郎 講談社学術文庫

いつかのKindleセールで買った本。
EU4プレイヤーにおすすめ。地中海国家でガレー船を使いたくなる。
他のタスクの優先順位を無視して一気に読んでしまった。


『地球外生命-アストロバイオロジーで探る生命の起源と未来』小林憲正 中公新書

宇宙+化学+生物。
当該分野の現在位置を詳しく解説してくれる。
化学が苦手なのでつらいところも多かった。


『ケルトの歴史と文化(上)(下)』木村正俊 中央公論社

ケルトについてわかっていることをまとめたもの。
読めば町一番のケルト通になれる。
写真、図が多く掲載されているが、欲を言えば巻頭にカラー写真をいくつか載せてほしかった。


『科学的根拠に基づく最高の勉強法』安川康介 KADOKAWA

発売時に話題になっていた本。
Kindleポイントセールで買った。
多くの人が紹介しているとおりの内容だったが、各勉強法について単純に効果あり/効果なし、と書かれているわけではなく、○○の場合は効果あり/効果なしと記載されている点が重要だと思った。
結局のところ、脳に負荷をかけてやる。以上。という結論になるわけだが、ところどころにちりばめられている著者からのメッセージが合わさって完成する本のようにも思える。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?