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見当識障害とは
見当識(けんとうしき)とは、現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況把握のこと。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり見当識障害とは、時間や場所、人物を認識・理解する能力が低下した状態のことです。こうした状態になると、日常生活を営む上でさまざまな支障が生じてきます。
例えば、
時間を認識する能力が低下すると…
・夜中に「仕事に行く」と出かけようとする
・季節に合わない洋服を着る
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場所を認識する能力が低下すると…
・自分がいる場所がわからなくなり道に迷う
・家にいるのに「家に帰ります」と出ていこうとする
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人物を認識する能力が低下すると…
・身近な家族や友人のことがわからない
・鏡に映った自分がわからない
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自分のいる場所がわからない、時間がわからない、周りは知らない人ばかり…もちろん不安でわからないことだらけですよね。
そりゃあ誰だって混乱しますよ。
リハビリでは、カレンダーや時計を見て確認、窓からの景色や植物を見たり、外気に触れる、季節行事に参加等をして、『不安な気持ちや混乱を
理解すること』を大切にしています。