石破ショック!?

石破氏の自民党総裁選勝利を受け本日の東京市場は朝から大きく下落し、終値ベースで前日比1910円安と世上「石破ショック」などと言われる様な状況になりました。
しかしながら、先週後半の二日間で日経平均はおおよそ2000円上昇しており、その分を吐き出したと考えればそれほどびっくりする下げでは無いと感じています。
先週の上昇要因はいくつかあるとは言えやはり高市期待が大きいと思われ、その過度な期待が剥落した結果と考えれば妥当な下げ幅とも言えます。

先日も記載した通り石破氏がどのような経済政策を進めるのかについては、過去の発言が独り歩きしている感が有り実際にはまだはっきりしていません。
現状聞こえて来る組閣メンバーを見ても明確な方向性は看て取れず、わかっていることは近々衆院解散→総選挙に向かうと言うことです。
なので、今後の石破内閣の方向性(特に経済政策)については総選挙の結果が大きく影響すると考えています。

自民党が負けて政権が不安定になるのは避けたいところですが、大勝して石破氏がフリーハンドを持つ様な形になるのも少々危険な気がします。
自民党大敗→石破降ろし→高市復活と言うシナリオもあり得ますが、あまり現実的では無いと思われます。
そこそこの勝利で、党内の意見をある程度聞かざるを得ない状況での政権運営が好ましいと言うのが投資家としての私の意見です。

結論的には今日の下落自体は「石破ショック」と言われるほどのものではないと言いたいのですが、2021年の岸田政権発足時に8日続落した事例もあるので明日以降今週の動きは要注意かも知れません。
その点に関しては「終わりの始まり」ではないことを強く願わざるを得ません。
なお「石破ショック」とまで言えないとしても大きく下がったのは事実であり、資産増減的にはそこそこ減少したものの想定よりは少ない減少幅で収まっています。
ちなみにもうちょっと大きく下げることを想定して買指していた予定銘柄はほとんど刺さらず、1銘柄のみの購入で終わりました(笑)

以上、ではまた。

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