〇〇を鑑みる

紙媒体よりもネット上で文章に触れることが多くなってしまった昨今ですが、文章の中で「〇〇を鑑みる」と言う表現を見ることが多くなりました。
日本語に造詣のある方ならおわかりになると思いますが、「〇〇に鑑みる」と「に」を使うのが正解です。

字義を考えれば「を」を使うことが間違いなのは明白なのですが、おそらく言葉の意味を知らずに何となくカッコ良いから使っていると言うのが間違いの原因なのでしょう。
実は私の若い頃でも既に「を」と「に」が半々ぐらいの割合だったかと思います(あくまで体感です)。
それが現在では「を」を使う人の方が遥かに優勢であると感じています。

ちょっと似たケースに「雰囲気」の発音があります。
何年か前にネットニュースでこの話題を見た時には何かの冗談かと思いましたが、映像等で実際に聞くと「ふいんき」と発音している人がかなりの割合で存在することに驚きました。
「『ふいんき』を漢字変換しても出て来ないのですが何故ですか?」などと言う質問が半ばネタとして質問箱などに載っていましたが、この現状は元の漢字を知らずに語感だけで使っている結果なのでしょう。

そもそも言葉と言う物は時代と共に変化するものであり、誤用が多数を占めた結果正用になって行くと言うのはままあることです。
また私は「正しい日本語推進協議会」(そんなものがあるのかどうかは知りません)の回し者でもなんでもありません(笑)
しかしながらその変化の過程に生きる者としては、無知から生じた誤用が世の中に蔓延する様は日本人の質の低下を表しているようで、決して気持ちの良いものではないと言うのが正直な感想です。

では、週末なので最後に1週間の全体の結果について触れておきます。
日経平均は前週末比-2256円、8/5の暴落週以降、毎週順調に戻していましたが今週は久々の大幅下落となりました。
今週は先週とは真逆で日中が随分弱かった感じがしますね。
週間の資産増減についても大幅減少で、先週まで戻した分をスパッと持って行かれた感があります。
まあ、あくまで感覚的な話で前年末比はまだプラスを維持していますが、雇用統計からの週明けの相場次第では危ういかもですね(汗)
とは言え、いつも通り目線は上向きなので来週は反発週になると信じています(笑)

長期保有銘柄の中で今週の騰落率が、
最も良かったのが(6448)ブラザー工業、週間上昇率+2.85%。
昨年7月に購入した保有1年ちょいの新参者、けっこう値動きの激しい銘柄ですが含み益は順調に増加しています。

最も悪かったのが(8035)東京エレクトロン、週間下落率-14.79%。
3週連続のワースト銘柄で、8/5の安値を切ってしまう体たらくです。
終値ベースでの直近高値(7/11)から実に42.18%の下落となっており、もはや何も言うことはありません(笑)
尤も取得単価自体は4000円未満なので含み損になることはほぼ有り得ませんし、売却する予定も全く無いですね。

なお、暴落時に新規購入した銘柄や月末に売却した銘柄があるため、以前記載した長期保有銘柄の業種別ポートフォリオが変動しているので改めて記載しておきます。

鉱業1、建設2、化学3、医薬品1、石油石炭2、非鉄1、電気機器4、電気ガス2、情報通信1、卸売3、その他金融1、不動産1、サービス1、合計23銘柄(プライム20、スタンダード3)
増減については、業種別で建設・化学・電気機器・卸売が各プラス1、不動産・ETFが各マイナス1。市場別でプライムプラス4、スタンダードマイナス1、ETFマイナス1.
※長期投資、配当目的銘柄のみカウント、スイング銘柄は除く。

以上、ではまた。

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