信用取引

私は現物株式主体の長期投資家ですが、スポット的なETF購入時と一定条件下での個別銘柄のスイングについてのみ信用取引を使います。
そして、信用取引に関してはリスク管理の一環として私なりのルールを設けて運用しています。

「委託保証金率の下限を100%とする」、これが私のルールです。
簡単に言えば委託保証金の範囲内でのみ信用取引を行う=レバレッジを利かせない信用取引を行うと言うことになります。
現物の長期保有株式残高をその範囲内で有効利用すると言う趣旨になりましょうか。

信用取引と言うのは甘美な罠で、うまく使えば利益が3倍超になる訳ですから投資が順調であるときほど嵌りやすいとも言えます。
スイングトレードで儲かった時に、「信用で目一杯買っておけばもっと儲かったのに!」と思った経験は誰でもあると思います。
最初は恐る恐る信用取引を始めた人も慣れと共に徐々に信用残高が増え、気付いた時には委託保証金率30%でパンパンの状態になっていたりします。
その状態で今回の様な暴落に直面すれば、追証発生は言わずもがな最悪一発退場に追い込まれることにも成りかねません。

私自身、チャイナショックの時にそこそこ危機的な状況に陥った経験から上記のルールを定めたと言う経緯があり、ルール上は100%が下限と言いつつ実際の運用では200%を切ることは滅多にありません。
なので、信用取引の指数連動型ETFのポジションがある時に暴落に見舞われたとしてもさほど焦ることはありません。
もちろん大きく下落した分そこそこの含み損が発生するので。「くっそー!」とは思いますが(笑)

では、週末なので最後に1週間の全体の結果について触れておきます。
日経平均は前週末比+190円、僅かにプラスとなりましたが昨日の大幅上昇で何とか形になったと言うのが実態ですね。
週間の資産増減についても僅かに増加と全体相場の動きにリンクした格好です。
メジャーSQを通過し3連休明けがどうなるかですが、米国株次第・ドル円次第としか言いようがなく全く予測が付きません。
まあ毎度のことながら常に目線は上向きなので、来週こそは大きく反発すると信じています。

長期保有銘柄の中で今週の騰落率が、
最も良かったのが(8035)東京エレクトロン、週間上昇率+7.64%。
1か月で4割以上下落していたのでさすがに少し戻したと言う感じですね。
これもまあSOX指数次第ではありますが・・・。

最も悪かったのが(1605)INPEX、週間下落率-6.42%。
ここのところの原油安で株価は軟調推移、8/5の暴落時を除く今年の最安値まで落ち込んでいます。
実はこの銘柄、今年の1月に新NISA口座で購入したものなので保有株数は多くありませんが、遂に含み損に転落しました。
もちろん売却の予定は無いのでじっと保持するだけですが(笑)

以上、ではまた。

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