Park(ing)Dayを企画・実践し、公共空間を考えてみませんか?
塩尻大門マルシェ実行委員会、代表の草野エリです。
2020年10月から毎月開催してきた「塩尻大門マルシェ(通称:大門マルシェ)」も10回を超え、だんだんと見えてくるものが広がってきたように感じます。
今回「Park(ing) Day」という企画に、塩尻でも取り組んでみようとホストに手を上げ、無事採択されました。意義を説明し「シビックイノベーション拠点スナバ」も一緒に運営として参画してくれています。
Park(ing)Day(パーキングデー)とは、毎年9月第3金曜日に路上駐車スペースを小さな公園に変えるという世界的パブリックスペースムーブメントです。
その始まりは2005年に米国のサンフランシスコでREBAR Groupという学生チームがゲリラ的に行ったPark(ing)という取り組みでした。
以降、世界中に展開され、パブリックスペース活用のムーブメントになっています。
[Park(ing)Day Japan WEBサイトより]
この塩尻でのPark(ing)Dayを一緒に企画・実践したい!という方を探しております。その後も、まちについていろいろと意見を交換したり、時には一緒になにかをやったり、そんな関係になれたらいいなぁと考えています。
7/30(金)まで、実践者を募集しています。学生さんも歓迎です!
(興味があればその後でもぜひお声がけいただきたいです!一番下に連絡先載せてます)
「ソトを居場所に、イイバショに!」をコンセプトにソトやパブリックスペースを豊かにしていくことを目指す「ソトノバ」さんの、Park(ing)Dayクラス実践編を活用しておりますので、詳細は下記URLをご確認の上、お申し込みください。
▶ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス「実践編」開催概要:お申し込み
Park(ing)Day参考URL
▶Park(ing)Day JAPAN
▶路上駐車スペースを公園に変えるアクションのためのガイド「Park(ing)Dayガイド」を公開!
私がPark(ing)Day開催を決めた思いも、以下に記しておきます。
「まちの場」をもっとみんなで使ってみたい
大門マルシェを開催していて、関心が深まったもののひとつが公共空間・パブリックスペースなどの「まちの場」について。(ここでの「まちの場」という言葉は、公園や道路、図書館、駅前広場などの本当の公共の他に、持ち主がいるけれども半公共的なショッピングセンターや個人が所有している駐車場や空き地などの場も含みます)
大門マルシェは自分たちで場所を持っていないので、町中にあるこういった空間にひとつひとつお願いしながら場所を確保していっています。お金を出して借りている場所もあれば、無料提供いただいている場所もあります。
そうして場をお借りして開催をしていると「まちで何かをしている感」があり、それを喜んでくれる人たちもいる。私はとてもとてもそれがたのしくて溜まりません。誰かが「たのしい」ことを、まちという場所を使って開いていくことで、それは社会との接点となり、小さくとも確実なエネルギーを生み出すことがわかりました。
この「まちの場」を、私たちだけでなく、もっとたくさんの人が使えるようになったら。(もちろん、そこを貸してくれる方や周囲への配慮やリスペクトは忘れずに)そう考えるとワクワクします。
Park(ing)Dayは、そういったまだ見ぬプレイヤーがまちを使い出す第一歩になるのではないかなと考えています。
道は誰のものか
さて、Park(ing)Dayの本来の目的と、ここまで書いた私の目的にはちょっとズレがあります。Park(ing)Dayの本来の目的は「車優位になってしまっている道路事情について考える」といった意味合いを持っています。
私個人は「道」についての感覚はまだ疎く、このPark(ing)Dayで参加されるみなさんと一緒に考えを深めるタイミングです。(この道という概念を、公共空間と広めに捉えています)
道路事情について考える部分は、一緒に塩尻のPark(ing)Dayのホストを務めてくれるパートナーのガクセンが強く思いを持つ部分です。北欧のまちについての話や、デザイン思考を取り入れた人間中心の街づくり、交通インフラの見直しなどについての話を聞くたび、感覚が一致する部分も感じていました。
普段から自転車で、たくさんの場所へ足を運び、いろんな町の事例を見てきたガクセンからは、ソトノバさんが開催する実践編に加えて、参加者さんにより多くの刺激をくれるのではないかなぁと思います。
大門商店街に1日だけ公園をふやそう
塩尻の開催場所は、大門商店街の中の空き駐車場です。
車が10台ほど停められるスペースがあり、いろんなことができそうです。
人工芝を引いたり、ベンチを持ち込んだり、キッチンカーも呼んでしまおうか…。いやいや、この辺りを今回実践編に参加する人を中心に考えてもらいたいと思っています。
子どもたちの空間にしてみてもいいし、ご高齢の方が集まる場を作ってみてもいい、ゲームが開催されていても、みんなが寝っ転がっていても……。「こんなものがある町っていいと思うんだよね」「実はちょっとこんなことやってみたかったんだよね」という、ちょっとワクワクしてしまう気持ちを1日だけ実現させてみませんか。
もちろん、ソトノバさんの実践編の中には参考事例もたくさん学べるし、実際にフィールドワークを行ったりもするので「まちづくりについて実践してみたい」という興味関心も大歓迎です。
ドキドキしてしまったら、実践編に申し込む前に直接ご相談いただいても大丈夫です。ぜひメールやLINE、Facebookやinstagramのメッセージなどお気軽に送ってくださいね。
メール: daimon.marche@gmail.com
LINE: https://lin.ee/nYhU3hu
Instagram: @daimon.marche
Facebook: https://www.facebook.com/daimon.marche
えいや!と実践編に直接お申し込みいただくかたは、こちらからどうぞ!
▶ソトノバ・スタジオ|Park(ing)Dayクラス「実践編」開催概要:お申し込み