条件反射で「大丈夫です」
「大丈夫ですか」と「頑張ってください」
本当に限界でしんどい時、この言葉は本当に心に刺さる。
そういう時こそ
「大丈夫です」と答えてしまう。
本当は全然大丈夫じゃないのに。
どうして「つらい」「しんどい」の単語が言えないんだろう。
むしろ全然しんどくない時、まだ余裕がある時は冗談混じりで「大丈夫ちゃうわ〜」とか「つらすぎ〜」て言えるのに。
この前こんなことがあった
前の記事にも書いたように、私は今ちょっと心が弱っている。今もそれは続いていて、少し症状がましになったと思ったけれど、再びぶり返しつつある。
毎日涙が出て、外の大きな音や光に敏感になって怖くなり、笑うことも少なくなった。
自分でなんとか頑張っていこうとするのだけれど、なかなかこの沼から抜け出せないでいる。日々悶々として息苦しい。
そんな時、ある人に（詳しくは書けませんが、動エネルギーのタイプ）
「この状況でいろいろどうですか？大丈夫ですか？」と聞かれた。相手は私が上のような状況下にあることを知らない。
素直に受け止めれば、心配をしてくださっている（はず）からかけてくれた言葉。
でも私はその時、食い気味に「あ、大丈夫です！」と言ってしまった。
「大丈夫じゃないです」「辛いです」て言おうなんて微塵も思えなかった。
その理由を今回考えてみた。
もともと自分の本心を言うのが苦手。あまり弱音を吐いたりできないタイプ。親にもそれはやめた方が良い、と子供の頃から言われ続けてきた。
誰に対しても言いにくいというのが大前提にあるのだけれど、その中でも話せるかもしれないと思える人と、全く無理！てなってしまう人に分けられる。
大前提で言えない理由は
プライドだったり相手に迷惑をかけられないという勝手なエゴ。相手に打ち明けた時、むしろ相手を困らせてしまうのではないだろうか、と言う不安がくる。これを考えたときに、言わない方が丸く収まるんじゃないか、つつがなくその場をやり過ごせるのではないか、と思ってしまう。
つまり、言わない方が逆に波風立たせずに楽ではないか？という結論に行き着く。
これが第１ステップで、少なくとも私が相手に告白をしない理由。
その次、線引きの話。Aさんには言える気がするけど、Bさんには絶対言えないなあ〜言いたくないな〜てもの。
この差は、
自分が潜在的に欲している言葉や態度が返ってくるかどうか、かな。
自分が求めている答えと違う反応が返って来たらと思うと怖くなる。特に心が切羽詰まって追い詰められてしまっているときは、ちょっとした一言でとっても傷つく。息が苦しくなる。
もし私が「ある人」に対して「自分は今大丈夫じゃないです」と返したら、その人はどんな反応をするのだろう、と考えたときに、怖くなった。
もちろん私の勝手な想像に過ぎないけれど、これまでの言動や性格から容易に想像できてしまう場合も多い。
きっと、その人は真っ当な意見やアドバイスをくれそうな気がする。「こうしたら良いじゃないですか？」とか「でも、こうこうじゃないですか？」と。良くも悪くも何かしらの提案をくれそうだ。
でも今の私にとってそれはしんどい。今はそうだね、とまるで子供をあやすかのように実はよしよししてもらいたいんだと思う。
ただただ聞いてくれるだけで良い。共感してくれるポーズをとってくれるだけでも良い。
実際、親にも言えなかった理由はそこにある。必ず「あなただけが辛いんじゃない」「みんな辛い思いをしている」「自分で選んだ道でしょう」と言われるし、ちょっと打ち明けたら案の定こうした答えが返ってきた。
正しい、ごもっともな意見です。そうです、おっしゃる通りです。
そうなんだけど、でも、でもね。
今の状態の私には本当に胸がきゅううううって苦しくなって涙が出てきてしまう言葉なの。息ができなくなっちゃうの。
言える相手を見極めなければならないんだけど、それが難しい。
あまり距離が近くない関係の人はまず候補から消える。そんな人たちに言っても重いて思われたくないし、単純に恥ずかしい。
でもふと気づいた。
悲しいことに私、そこまで近しい人いないわ！！！日本に住んでいたらまだ物理的に近い、仲良い子はいるんだろうけど、こっちだとわざわざ電話して重たい暗い話なんて聞かせられん！！！
久しぶりに声を聞いて嬉しいなか、そんな雰囲気ぶち壊すようなトピックは選んだらいけない。笑
だから、こうしてここに綴っている。
カウンセリングを受けていたけど、彼女たちはめちゃめちゃクエスチョネアしてきて、それに答えるだけで心が疲れてしまう。
今は正直、どうしたら自分のこの状況が和らぐのか分からない。暗く寒いロンドンの冬、ますます気が滅入りそうになる。
何をしても集中できない、やる気が出てこない。かと言ってゴロゴロしているのもしんどい。眠れない。八方塞がりなんですね、今。