人から聞いた建築設計の考え方は3つ!
建築設計って初めての人には取っつきにくいし、慣れると今度はネタが尽きたりしませんか?
今回はそんな建築設計の考え方を大まかに大別した3つを紹介します。
ただ、これは人から聞いたものを参考にしているので…
建築設計の考え方は以下の三つになります。
論理型
アイデア型
両立型
一つずつ説明します。
まず論理型。これは文字通り論理、理論?から攻めていくタイプです。
個人的にはこのタイプはプレゼンなどに自信がない人にお勧めの型です。(僕もそうです笑)
プレゼンが苦手な人って何が原因かというと、まあいろいろあるとは思いますが一番は語り尽くす自信がないことだと思います。
つまり、予想外の質問や、痛いところ突かれたら答えられなくなることです。
ま、だれでも痛いところ突かれたらそりゃそうなりますよね。
そこで、建築をロジック的に考えてみる。
例をあげるなら、
敷地があって、そこに人の流れを作るために動線を分断するように配置して、そのサイドから感覚的なつながりを得るためにランダムに開口を設けた壁を配置し、その奥では人々の活動が音を通して拡散されていき…と
設計すべてに意味づけをしながら考えていくタイプです。こうすることで、設計すべてに意味を持たせることができ、プレゼンの時にも痛いところをなくすことができます。
つぎにアイデア型です。
これはある意味天才型?かもしれませんが、全体や一部分のデザインを最初に決めてから後から意味づけをしていくタイプです。
本当にデザイナー型だと思います。自分の感覚から形状を導き出す。
そこには芸術に近しい無数の解釈が可能な空間が形成されていくでしょう。
ただこのタイプは一朝一夕ではなることができません。何よりこのタイプはデザインの根幹に当たる「何故そうしたか」が自身の経験則に導かれるものであるからです。
そのため、前述の論理型のようにプレゼン時には伝わりにくかったりすることがあるため、自身のデザインに自信と説得する話術、表現力が必要になります。
三つめは両立型です。
名前の通り、上記ふたつの中間的な存在です。
全体的に筋の通ったロジックを立てつつ、要所要所に経験則的デザインを盛り込むタイプです。
痛いところを突かれたらこの型もきついところはありますが、一般的に安定した型だと思います。
自分らしいデザインを盛り込みながら説得力もある。まさにバランス型。
例を挙げるなら、
人々の活動拠点を中心に配置し、それを囲う様に曲面屋根をかぶせる。
活動拠点を配置するのはわかりますが、なぜ局面屋根なのか。
というように本人の感覚が良しとするアイデアを組み込むようなタイプです。
どれもそれぞれ本人の性格や考え方などが関係してくるとは思いますが、総じて良い設計につながることに変わりはありません。
強いて感じたことを言うならば、
論理型=プロダクトデザイナー寄り
アイデア型=芸術家寄り
両立型=プロジェクトリーダー寄り
な印象があります。
プロダクトは機能性、効率性など意味のある形状が採用されますし、自身にしか生み出せないアイデアは芸術的センスを感じざる負えませんし、バランスを保ちつつ、自身のアイデアも組み込めるのはリーダー的存在故の芸当だと思います。
それに、これらの型は一度決まったら変えられないというものでもありません。
論理型の人がプレゼンに慣れてくれば、より自分のアイデアを主張できますし、
自身のアイデアから一歩下がってみて俯瞰的な視点からデザインを再解釈するようになれば、より深い意味を見つけることもできると思います。
今の自分に合ったタイプで進んでいき、都度、自分を振り返ってみる。
そうすればより良い設計ができるのではないかなと思います。
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