沙渓鎮で出会ったフォークラバーズ【中国雲南省旅行記①】#4
今回は中国の雲南省に来ております。
省都の昆明から大理〜麗江〜シャングリラの3都市を巡る一人旅。
当時はまだサラリーマンだった2017年のゴールデンウィークの旅行記。
今回は観光地化が著しい大理を1日早めて
TripAdviserで見つけた沙渓(シャシ)鎮という古い村を目指します。
まずは剣川県へ
翌日は朝早々にチェックアウトして、路線バスで一度、大理の街に戻る。
大理のバスターミナルから剣川県というところまで行って、
沙渓鎮へ乗り継ぐことになるとのこと。
↑剣川からはこんな感じのマイクロバス。
剣川で乗り継いだ後は何故か、反対方向に向かうので不安だったけど、途中路上で2人ほどのせて、目的地に向かう。
自分は途中下車だったので運転手に自分を指差して
「シャーシー!シャーシー!」って言って着いたら教えてね!アピール。
中国はデフォルトがカオスなので、こういうの全く恥ずかしくありません。なんなら、自分は気分がいいです。こういう方がw。
もともと声も大きいしね。
山道をクネクネと入って行って峠を越したら、素晴らしい山間の村の景色が広がり、しばらくしたら、沙渓鎮に到着。そこで村のATMで現金を引き出しておく。
沙渓鎮到着!
興教寺というお寺を中心とした川の流れる小さな村。周囲は山に囲まれた本当に小さな農村。
沙渓は、雲南・チベットルートの茶馬古道によって盛んになった古い町である。通りに面した商店や馬宿、「三房一照壁」(中庭の三方を建物が取り囲み、残りの一方は目隠しの土壁になっている)式のぺー族(白族)民居および古い集落の入り口が、古い舞台と興教寺を中心とした古鎮を囲んでいる。悠久の歴史を有するこれらの素朴な建築群は、現在に至るまでほぼ完全にかつての様子をとどめている。
2001年、沙渓古鎮の招きを受けてこの地を視察した世界記念物基金(WMF)の専門家は、「最も完全に保存された茶馬古道の市である」として、高く評価した。この沙渓古鎮(寺登街)は、2002年には世界の「危機遺産リスト101」にも選出された。
最近行ったこの方の記事も詳しいので興味のある方はご覧あれ!
↑まさに「三房一照壁」の宿
↑古い貨車を利用したテーブルなんかもありセンス◎
ホテルは昔ながらの中庭のある作りで、いい感じでした。ここもそこここに地元じゃない人が経営してるような雰囲気のお店は多いけど、まだテーマパーク化はされていない感じ。きてよかった!
↑ホテルの通り
↑お隣のホテルは猫で有名なCato’s Innというところ
↑この右側のホテルは結構ラグジュアリー風味だった(年金生活?)
↑ホテルのすぐ裏は川が流れていて散策や乗馬ができる
↑大理の喧騒が嘘のようなのどかさ
ちなみにこの右手は当時工事が行われていたんだけど、今Google Mapをみたら整備されて公園になっている模様。中国はえ〜な〜
ちょっと郊外へ足を伸ばしてみる
橋の上に立ってみると、その向こう側に田園地帯が広がっていて、いくつか集落が見えた。山の麓の集落まで行ってみっか、と言う感じでトレッキング開始。
のどかな村で、すれ違うときに「ニーハオ」と気軽に声をかけたりかけられたり。
あーやっぱりこう言うのが落ち着く。
↑手前に休んでる農民が見えますね笑
↑丘を登ってみる
↑こんな感じの趣のある家並み。来てよかった!
↑集落のお寺で一休み。やっぱりここにも舞台っぽいのがある。
ご近所の人が手を合わせてから通り過ぎる。
やはり同じ仏教徒のマインドですな〜
↑公衆厠。なんかもう地下世界とかに繋がってそうなドア。
あの扉を開けられる勇気のある人はいるのだろうか
↑中心部の裏通りはこんな感じ
沙渓鎮のフォークバー
↑戻ってきて寺院前の広場が見渡せるお店でディナー。
↑興教寺前の広場 それなりに観光客相手のお店になっている
↑1人で遊ぶ子供
そうこうしてる間に、斜向かいのお店(上の写真左手)がオープンして何やら洒落てるので、入ってみる。
いきなりチューリップハット被ったロン毛の男の子と若い女の子がやってるバーだった。
日本からきたんだよーとか色々話してたら、後ろにいる女子のグループに、昨日大理で見かけたよ!とか声かけられて、なんかみんなで盛り上がる。そのうち、ギター弾き語りとかで、日本のキロロの「未来へ」とか「時の流れに身を任せ」なんか歌ってくれたりしてちょっと嬉しいじゃん。
酒も進むにつれて、いろいろ踏み込んだこと聞いてみたけど、やっぱり今の中国の若い子は、都会の生活とか監視社会に疲れてるんだなあ、という印象だった。特に後ろの女子チームの子は日本に住みたいと言っていた。
バーをやってるカップルももともとはもっと街にいたんだけど、この村に住む決断をしたのだそう。いろんな人と話せて最高❤️って言ってたのが忘れられない。
色々考えさせられる。
直感通りこんな小さな村に来て、うっかり楽しい夜が過ごせた。
ありがとう❤️
つづく
次はは近くの石宝山に行きます。