【独占】回せ!グルーヴ開発部・環杏さん【社会人とアイドルの二刀流】
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ドキュメンタリー特番ご出演おめでとうございます。『たまき』さんとしてご登場。
まえがき
日本のアイドルグループの数は優に3000を超えるらしい。今更言うまでもないかもしれないが、乃木坂やももクロといったテレビやCMでもよく目にするようなアイドルグループもあれば、小規模なライブをメインに行う『地下アイドル』というアイドルも存在する。
大変恐縮なのだが、筆者は地下アイドルのことを勉強してはいるものの、このnoteまで辿りついた読者の皆様であれば、恐らく私より詳しいと思う。そんななか、前回は元アイドル・白川花凛さんの特集を組ませて頂いたが、白川さんのファンやアイドルファンの方々から頂いた温かいお言葉がツイッターに溢れて、ありがたかった。あのnoteはいまだ日平均100人に読まれている。
何が言いたいかというと、地下だろうが、地上(なのか?)だろうが、アイドルもファンも信念を持って取り組んでいるのだ。だから、メジャーだろうがインディーズだろうが、コアな音楽ファンはいるように、アイドル界隈も同じで「熱いところには熱い奴らが集まる」と勉強させられた次第である。
『つまらない校長先生の挨拶』みたくなったことは、本文の前に詫びる。
さて、今回の取材対象者も地下アイドルだ。白川さんの時は元アイドルの立場からアイドルの定義や働き方、セカンドキャリアについて詳述して頂いたが、今回は現役の地下アイドルの方にインタビューを行う。
取材のキーワードは『筋肉×社会人×アイドル』である。「何だそりゃ?」かもしれないが、それを実現しているアイドルが現実にいるというのだ。
回せ!グルーヴ開発部・環杏(たまき・あんず)さんの登場だ。
会社員アイドル誕生
――普段は会社員をされています。
「ベンチャーの広告代理店で働いてまして、繁忙期と閑散期で違いはありますが普通に残業もしています(笑)。アイドルとしての活動がある時はキャリーケースに衣装を入れて出社して、定時になったらすぐに会社を出て、ライブハウスに向かうこともあって。会社の人に「きょうアイドル?」とか言って頂くこともありますね。会社にはバンドをやっている人や同人活動に励んでいる人もいるので、副業に寛容かもしれません」
――アイドル活動に会社からの理解があるということですね。
「会社の理解あってこそ、今の活動ができています。私は大学時代の就職活動で40~50社受けたんですが、内定を頂けたのは現在在籍している1社だけだったんです。面接の段階で「アイドルと社会人を両立させたい」という事は話していて、その上で内定を頂きました。認めてくれないなら無理だったと思います」
――アイドルになったきっかけは。
「明治大学文学部の演劇学専攻出身なんですが、創作活動を「自分でやりたい」「自分で作りたい」という人が多かったんです。その時に友達が「アイドルの運営をやりたいから、アイドルをやってくれないか」と誘ってくれて。2018年9月にその友達の運営のもと、三人組アイドルとして活動を始めたのがきっかけです」
「友達と運営もしながら『地下アイドル』としての活動がスタートしました。…が、お客様も2人だけの状態でライブをしなければいけなかったり、大変な思い出はたくさんありますね(笑)。卒業前の3月に解散して、同じ月に『回せ!グルーヴ開発部』としての活動が始まりました」
――雲野ぼんさん、怠田ユニさんと3人で運営しています。
「何でも3人で行います。地下アイドルとはいえ、『運営から経理まで何でもするアイドル』って珍しいんですよ(笑)。ライブに向けて1年のうちに3人で何回も話し合いをするんですが、意見がぶつかり合うこともしょっちゅうあります。でも、ぶつかって「そういう考えがあったか」と気付けるので、ぶつかったとしても話し合うことは大きいです」
――目標にしているアイドルはいますか。
「私としては幻.no(マボロシドットノー)さんですね。幻.noさんも完全セルフのグループで大好きなんです。回せ!グルーヴ開発部もたくましいグループになれれば良いなと思っています」
「筋肉」と「踊り」
――ツイッターやYouTubeなどを拝見したんですが、ダンスがお得意のようで。
「私は高校時代にダンス部に所属していたので、今もグループ内では振付とダンスの指導を担当しています。食生活は食べ過ぎたと思ったら控えますが、食事制限とかはしていません。筋トレは気付いたらするようにしています」
――仕事もして。アイドルもして。大変だと思いますが体は丈夫な方ですか?
「いえ、そんなこと無いんです。貧血持ちですし、すぐに体調も崩します。頑張れるのは、『鍛えられた自分の姿が好き』だからなんですよね。自費出版で『フェチ』を集めたフォトブックも今度発売します。」
――写真集は初めて発売することに?
「そうなんです。私は「今日が1番若い。今日が1番ベスト」という考えを持っています。なので、若い時の自分の姿を何かしらの形で残していきたくて」
――深いですね。
「私、尻と太ももがふわふわで!『雪見だいふく』みたいなんです!」
――雪見だいふく。
「一生触っていられると思います。写真集はパーツの接写で構成されているんですが、フェチズムをくすぐられる内容になっています。私が見ても「あー、エッチだな!」と思いました!」
――そうですか・・・。
趣味を仕事に
――そういえば特撮が好きなんですよね。
「そもそも私自身に変身願望があるということもあって。ドラマも見入(みい)っちゃいますし。男性も『シンプルに強い男が好き』ということもあって、仮面ライダーが特に好きです。ウィザードが好きだったんですが、最近はドライブにはまっています。男児向けの戦隊用おもちゃをキラキラにデコレーションして『ときめき』を感じています。キラキラしたものが好きで、インスタグラムにも写真を載せていますよ」
――特撮関係の仕事はどうですか。
「実は今度ソロで初めてトークイベントに参加するんです。趣味が仕事になったということもありますが、頑張らないといけないなと思います」
――今年を振り返って。
「3月くらいまでは普通に活動できていたんですけど、新型コロナの影響で4月からライブができない日々が続きました。そのなかで6月から配信活動を行ったり、私発案で『回せ!リモート開発部』というECサイトも立ちあげたりして、コロナ禍だからこその活動にも挑戦しました。現在は感染症対策をしながら、ライブ活動を行っています」
――突然のコロナ禍でした。
「大変でした!でも『回せ!リモート開発部』の経験が活きて、公式オンラインショップ開設につながりました。リモート開発部用にイラストレーターの方に作ってもらったグループのロゴなども公式サイト用に修正して頂いたりもして」
――逆境をバネにした年でした。早いかもしれませんが、来年の目標は。
「まずは『回せ!グルーヴ開発部』単体でワンマンライブをしてみたいんです。それと、今年は中止になってしまいましたが、ギュウ農フェスやTIFという大きなイベントに参加したいという野心もあります。マジで出たいんですよね。応援宜しくお願いします」
(聞き手・編集 デイリーチャンネル編集部)
当記事の関連リンク
・特撮好きアイドルトークイベント「黒月特撮アカデミア〈壱〉」
https://arrowlivehouse.zaiko.io/_item/329895
・回せ!グルーヴ開発部 MV「回せ!」
https://youtu.be/wyTJYsIO2vQ
・環杏生誕ライブ映像
https://youtu.be/bdBPGtV8jTo
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