私の頭の中の出来事(2023年末-2024年始)
私はアラフォーにして転職を考えた。
これまで、10年以上同じ組織の中で働いてきた。
正規で雇ってもらえたことに本当に感謝しているけれど、元々苦手な分野の職種だっただけに、耐えきれなくなってきたことと、もうやりきった感を感じてしまい、身体と脳が上手く適応しなくなってきた気がした。
これまで転職活動をしたことがなかったので、どんな業種で働けるのか、生活できるお金を稼げるのか、活動の仕方や方法も分からなかったので、不安しかなかった。
とりあえず、私にはいったい何ができるのか、この10年で何が身についたのかを考えた。
ない。
何も思い当たらない。
資格もない。
昔から、色んな事をやりたがる性質はあった。とりあえず自分で何かやってみないと気が済まない。(就職・転職活動をする勇気はなかった)
英会話、アロマ、お習字、中国語、カリグラフィ、大学院、茶道、生け花、チェロなどなど。
挑戦だけはした。
やってみて、ふーんこんなものかとすぐ辞めるものもあれば、10年以上続けたもの(茶道、生け花)や泣く泣く辞めたもの(中国語、チェロ)もある。
でも仕事となったときに、自分が生かせるものが全くないことに愕然とした。
なぜ私は10年以上深く考えず趣味オンリーで『やりたい』だけに取り組んできたのか。そしてすぐ辞めてしまうのか。
なぜ私は自分の性質も見極めずひたすらトライ&エラーを繰り返したのか。
自分の馬鹿さ加減や性質に落ち込みを極めたころ、
私はずっと何者かになろうとしているのではないかと感じた。
挑戦することで、
自分に合うものをずっと探し求めて、ぴったり合うものから何者かになることに憧れているだけではないのだろうか。
でも状況が伴わなかったり、気持ちが続かなかったりで、やっては違う、やっては違うを繰り返していたと気づいた。
そして、『私は何者にもなれない』と分かった。
よく見かける表現の『私は何者なんだろう』ではなくて、『私は私だ』なのではないか。
何者にもならなくてよいのではないか。
ならば、この『挑戦好き』、『やりたがり』な私というものでよいのではないか。
そんな中、2か月ぶりに復帰した今の職場の人たちから、好きなものに対する圧力を受けた。
たぶんそれを世間では、『情熱』と呼ぶのだろう。
でも「作ってください!」と突如職場に持ってこられたカレースパイスや「一緒にやろうよ!」と突如持ってこられた毛糸編みの本たち。
あれは情熱というより、『圧力』だったと今でも思う。
皆の好きが熱かった。
好きの圧力を受けた時、お声がけいただいてありがたいことですと挑戦した。やってみたら、心が動き始めた。
編み物は自分の世界に入りすぎて、外の世界に出てこれなくなってしまう危険性が私にはあるけれど、スパイスカレーなど自分で作ることができることに感動した。
数か月前は絶望しか感じていなかったし、私の好きな事ってなんだったっけ?って思い出すことから始めるレベルだったのに。
仕事や転職、引っ越しなど『やるべきこと』をする必要があるのに、自分の『やってみたい』ことが脳の大半を占めるようになっていた。
あれもこれもやってみたい。気の向くことが多すぎて、やるべきことがままならない。
やりはじめるといろいろな事を思いつき、心は次々に反応する。始めてみるとやめられない。とまらない。
困った。資格試験に挑戦してみようも勉強も苦手だ。心が動いたものから先に取り組みたい。どうしよう。
分かった。
この性質を逆手に取り、
自分の心が気の向くままに、楽しいと思うもの、ワクワクするもの、輝けるものにトライするサークルを立ち上げよう!
そして気が向いたらつぶやいてみよう。
と思い立った。
名付けて、
『春、躍る。 dance club』
会員はもちろん私一人だ。なので、私は会員No.1。
一応club規定もある。
仕事、転職については・・・
分からん!
とりあえず、気の向くままに
START
してみる。
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