最近気に入った本
最近本をジャケット買いした。本はジャケットというのか分からないが、表紙がタイプだったので、ふと手に取ったのだ。(↑上の写真)
『一日の終わりの詩集 長田 弘』
あまり詩を読んだことがなかったけれど、本屋さんでパラっとめくったときに
・感情は信じられないが感覚は裏切らないと思う
・どんなときにも感情は噓をつく
という言葉が気になった。そのまま購入。
今まで言葉にしようと思ってもできなかったけれど、そういうことか。。
感情ってその場の空気、自分の思いこませ方次第、考え方次第でどうとでも変えられるのかもしれない。だけど、感覚って本能的なものもあるから、嘘すらもつけないのかもしれない。
それに気づいたとき、なるほどーと思った。いや読んで感じたことをドンピシャで言葉で表せていないのだけれど。それこそ感覚で、、、なんと表現したらよいのか。
この本を読んで、そんな気付きの連続。
他の人が読んだら、また違う解釈があるのかもしれない。
それをまた聞くのも楽しみ。
私が気に入った作品は
『空の下』
『穏やかな日』
『穏やかな日』は感じていることを全部言葉にしてもらった感じ。そーなんだよ、そーなんだよっていう感じ。
平日の午後2時から午後4時までに感じてきたこと。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に時代劇の再放送を見てたあの頃。家族がだんだん減ってきて、ベランダで一人日差しを浴びながら、ぼんやり外を眺めている今。
別に誰かに必要とされてきたわけじゃない、今も必要とされているわけでもない。誰かに必要とされるとか考えたこともないけど。
ただそこに在るだけ。ただそれだけ。
思ったより後ろの「あとがき」や「解説」「著者目録」が長くてびっくりしたけど、
最近私が気に入っている本。