アラフォーの手習い~チェロ4~
この度2週間ぶり、4度目のチェロの手習い。
今回もあっという間の30分だったが、手習いの結果はというと。。。半歩成長したのではないでしょーか!すべては自己評価だが。
2週間ぶりのチェロなので、まずは単音の練習から。これは右手の弦の持ち方さえ気を付けたら、それなりに音をすぐに出せるようになってきた。
次は2本の弦で2音を弾く練習。これも初めて習った時よりはスムーズになってきた。と自分では思う。
から、すぐに例の弦を左手で押さえながら弾く練習。これは2回目の手習いで初めてトライしたところ。そして私にとっては、左手の指と右腕を別々の動きをすることが難関であるところ。
前回より左手の指で弦を押さえることに慣れてきた。これが私が半歩成長したのではないか!と思う所なのである。
しかし、今回左手で弦を押さえながら弾く練習によって出てきた課題が3つある。
1つ目、毎回先生に指摘されるのが右腕の動き。一音一音弦の動きが止まってしまう。なので、音符が四分音符(♩)であろうが、二分音符であろうが、すべて同じ長さ、一拍しか弾いていない・・・・。もはや曲ではない。
理由は分かっている。左手の指で押さえている弦の場所が正しいか分からないのだ。絶対音感を持っているわけでもないので、人差し指、中指、と弦を押さえていくのだが、どうも書いてある音符の音とは違う音が聞こえてくる気がする。でも先生は「いいよー。合ってる合ってる。」と言ってくれる。
でも私は知っている。その合っているが『音が合っているわけではない』ことを。
先生が言う『合っている』は押さえる指が合っているのであって、『出している音が合っている』わけではないのだ。
見かねて、先生が見本を見せてくれた。
実は私、チェロの音を生でちゃんと聞くことはこれが初めてだった。驚いた。思っていたよりとても大きい音で、確かにチェロの本体?木の部分の中で音が共鳴して、楽器が鳴っているという感じがした。
『すごーい』
衝撃だった。
そして、当たり前だが、一音一音区切ってではなく、きちんと音を繋げてチェロを奏でる先生。
何ですか?先生はヨーヨー・マですか⁉
すごすぎて、笑いが止まらなくなってしまった。マスクをしていて良かったと強く思った。
2つ目、全く弦を押さえずに弾くときに、私は左手を放してしまう。すると最初のポジションが分からなくなり、徐々に左手の位置が下がっていき、またしても違う音を奏でている。『ミ』と弾き終わるはずが、『ファ』と聞こえてくるのだ。そして、「ん?」という顔をして曲を終了する。
先生は、「うん、合ってる。よかったよー。ただ、最後に左手の位置が下がっちゃったから違う音がでちゃったねー。」と冷静に解説してくれる。
『I know that.』
3つ目。左手の指で弦を押さえていると、右腕にも力が入るため、フグ田マスオさんのバイオリンの音を奏でてしまう。初めて、マスオさんの気持ちがよく分かった。
授業の終わりの方に、音の違和感と左手の指で弦を押さえる力に関連性があることにも気づいた。
自分が思っている以上にしっかり押さえないと、基本の音が出ていない気がする。弦をしっかり押さえていると、右腕にまた力が入り、マスオさんになる。悪循環が始まるのだ。
ただ、この左手の指で弦を押さえる力、私にとっては結構な力が必要である。ちょっとこの弦強くはりすぎじゃない⁉と思っていた。
ところが先生は、「小柄な人でも皆弦を押さえられているから、弦を下までしっかり押さえてね。じゃないとちゃんとした音が出ないから。」
次は指の筋トレが必要でしょーか、先生。