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外国語学習の必要性について考えてみた


仕事という側面における外国語力の必要性は大幅に低下してきて、これからも低下していく

前回のノートで、外国語学習について迷っていることを書いた。将来的に外国語を使って話したり書いたりする仕事に関わるとしても、AIの進歩によって、仕事で外国語力が求められる機会は少なくなると思う。だからこそ、言語を学ぶ目的を、単なるコミュニケーションの手段以上のものとして考え直さないと、自分が何をしたいのかわからなくなってくる気がした。たとえば、訪日観光客が「日本について流暢な母国語で知りたい」というニーズはAIによって完全に代替され得ると思うし、もし自動翻訳の品質が向上すれば、仕事のメールやZoom会議でも自分で英語を書く必要や話す必要はなくなるだろう。福祉や介護、接客業といった対人業務でも、自動通訳の性能が上がれば、どの国でもどんな言語でも働けるようになる日はそう遠くないかもしれない。
その結果、仕事という側面における外国語力の必要性は大幅に低下しているように思う。そういった意味で、他者との意思疎通や他者へのサービス提供という観点では、外国語学習の意義は大きく低下した。

実用性が薄れてきて、かえって言語習得したい想いが強くなってきた

この推測が間違っている可能性もあるが、現時点でわたし自身はそう思っている。ただ、そう推測しているにもかかわらず、英語(または他の外国語)を母語と同じレベルで使えるようになりたいという想いはむしろ強くなってきた。
想いが強くなってきたのはなぜなのか考えてみると、実用性が薄れてきたからこそ、実用性を度外視しても、外国語を学ぶということが改めて好きなのだと実感できたからかもしれない。例えば、英語を学ぶ中で、日本語にはない新しい概念に出会ったことで、それまでとは違う視点で物事を考えられるようになったことがあった。そういったこと自体が楽しくて、他者との意思疎通やサービス提供のためではなく、言語を学ぶことで自分の考え方や興味の幅を広げるために学びたいのだと思う。

この時代なら多言語習得もできるのではないかと期待している

もう一つの理由としては、AIの発展によって言語習得がしやすくなったと感じているからだろう。多言語を習得したいという目標は、年齢を重ねる中で半ば諦めていたけれど、去年今年のAIの発展を見聞き体験し、もう一度真剣に取り組んでみたいと思い直せた。具体的には、来年のスペイン旅行に向けてスペイン語を3級レベルに引き上げ、過去に少し学んだフランス語をB2レベルまで戻し、英語の書籍を日本語の本と同じくらいの労力で読み、友人との会話でも日本語と同じレベル・深さで会話できるようにしたい。

英語はまず理想と現実の差分を明確にしたい

スペイン語やフランス語は初歩なので単に学習をすれば学習をしただけ知識がます段階だろう。一方、英語においては現在のスキルと目指す状況の間にあるギャップをまだ明確に特定できていない。この不明確さが、英語学習の具体的な道筋を描けない原因であり、進歩の壁を感じている理由だと思う。まずはChatGPTを活用して、自分の現在のスキルと設定した目標の違いを明確にしたい。

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