まさかの、波乗り。
友達親子と海に行った。
友達は、子どもを海に連れて行ってあげたい、と
前から言っていた。
子どもにとって、はじめての海。
とにかく楽しんでくれたらいいな、と思っていた。
ボディボードと浮き輪があったから持っていくね、と言われていたけれど、子どもが遊ぶビート板みたいなボードだろうと思っていた。
が… しっかり大人用2枚だった!
入ろうよ 海、と友達。
たぶん10年くらい前、
下田で一緒にボディーボードをやったのが最後だ。
まさかまさか、
ボディーボードをするなんて!
変形性股関節症で、足が動かしにくくなってから、さすがにもう ボディボードをすることはないのだろうな、と どこかさみしく思っていた。
夏とはいえ水の中は冷えるし、
ボディーボードは足ヒレをつけるので、脚力が必要だからだ。
それに、若い頃でも一緒に波乗りをする人を探すのは大変だったから、もうそんな機会 ないだろうなと。
やりたい気持ちはあるけど、
もう色々できない理由があるなぁ…と思っていた。
そんなわたしに、思わぬ 機会がやってきた。
海に来ただけでも、今目の前に海があるだけでも、うれしいのに、
ボードを持って海に入る。
あぁ、なんか、そう、これが海だよ。
海水浴場エリアでは、足ヒレはつけられないので、普通のバタ足か、浅いので砂浜を蹴って波に乗る。
これなら、足への負担も少ない気がする。
波がもり上がってきたら、からだに引きを感じる。それに負けないようにバタ足で前に進み、波のスピードに合わせれば…
しゅーんと波に乗ってボードが動き出す。
子どもにも教えながら、アシストしてボディーボードを走らせる。
波に乗れたら、なんか楽しいものだ。
みんなで、きたきたー、と一緒の波にトライして、乗れたり乗れなかったり。
沖を見つめながら、波をさがす。
ボードに乗って漂ってるだけで、気持ちがいいよね、と友達。
子どもも浮き輪で夢中で遊んでる。
波打ち際で、砂浜を掘ってトンネル作ったり、
からだが冷えたら、全身砂に埋めてみたり、
岩場を散策したり、カニを見つけたり…
海の遊びのあれこれ、できたかな。
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