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なぜか惹かれる、軍艦島

新しく始まったドラマ「海に眠るダイヤモンド」をみた。
宣伝から気になっていた、軍艦島 いや端島のお話。


仕事をやめて、最初の遠出の旅先は、長崎。


ずっと行きたいと思っていた。
九十九島とオランダ坂と、軍艦島だ。


本能的に惹かれていたけれど、上陸して この目で見てみると、

ここに、多くの人の暮らしがあったということや、この島の成りたちの存在そのものに、興味をもった。


もともと緑はなかったけれど、今は生えているのだそう。
ガイドさんが、お話してくださる。


人がいなくなり、激しい雨風にさらされて、崩れてしまっているところも多く、立ち入って見れるエリアはごくわずか限られていたし、

これから、もっと立ち入りが厳しくなるかもしれないということだった。

もう上陸することも、できなくなるかもしれない。



世界遺産になったけれど、
あの姿を守っていけるのだろうか…


ドラマ「海に眠るダイヤモンド」をみて、
まるで当時であるかのごとく、細部まで再現した映像に くいいってしまった。


よみがえっているように見えた。
あの軍艦島に、色がついていた。輝いていた。


もう見ることの叶わない、端島の中身をこれから見ていけるのかと思うと、すばらしい。


なんにも知らないんだ、わたしは。
過去の日本を、ちゃんと知らない。

だから、そこにいた人々の暮らしや、思いや、そういうことにふれることは、今を守る ちからにもなるのではないかな。


どういう過去のうえに、今のくらしが成り立っているか。

ずっと あったものじゃない。
積み重ねてきた人たちがいるから、あるんだ。

船からでしか見れないところが、ほとんど。

帰りみちは、
船からずーっと、小さくなる軍艦島を見ていた。







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