打たれ強くない人の心のケア「瞑想は心の筋トレ」(倒産と求職活動その3)
勤務先の出版社が事業停止し、求職活動するもうまくいかない。
詳しい話は「その1」
書類選考はたまに通る。2021年2月~4月の間、週に1回くらいのペースで面接を受けるも、不採用。それが続くとこんな状態になる。
※自分が社会から必要とされていないんじゃないか?
※ドキドキがとまらない
※疑心暗鬼
瞑想は心の筋トレ
そんなときの支えが瞑想だ。「瞑想は心の筋トレ」ともいわれる。わたしは妄想しやすいので、心の筋トレをしないと大変だ。失業からうまれた不安は、トレーニングをしないと、さらなる負のスパイラルを生む。
将来に対して不安に思う
過去に対して憂う
「猿が飛び回る」ように考えが駆けめぐる状態を、モンキーマインドという。不安なときほど、大勢の猿たちが暴れまわって大変だ。
瞑想は、それ(猿)をしつける訓練だ。
呼吸を観察する。
身体を観察する。
良い悪いの判断をしない。
「瞑想で本当に変わるの?」と思うかもしれないが、猿はおとなしくなる。
やればやるほど実感する。
残念ながら「可塑性(すぐに変化する)」のところも筋肉に似ていて、怠けるとすぐもとに戻る。
朝のマインドフルネス(≒瞑想)の効果
facebookグループ「朝のマインドフルネス」に参加しはじめたの4月15日。
月曜~金曜(たまに土曜日も)、毎朝30分。荻野淳也さんのガイドで坐っている。
それから3週間での変化を紹介する。
不採用通知のショックが小さくなった。
心が穏やかになる。
客観的に受け止める。
【不採用通知のショックが小さくなった】
ビフォー:刀でたたき切られ血をビュービュー流す且つ、顔は光化学スモッグに覆われたような状態。
→アフター:注射針で刺されれた程度。
(不採用の事実は変わらないが、傷も浅く、立ち直る周期も少しずつ短くなってきた)
【心が穏やかになる】
アドレナリンが出るような興奮はない。ただ穏やかになる。
(「穏やかで何が楽しい?」と思うかもしれないけれど、「穏やか」はナイスです)
【客観的に受け止める】
「不採用が続く=悪い」と捉えがちだ。まぁその通りなのだけれど「休暇が延長」ともいえる。「ヴィパッサナー瞑想」は客観的に自分を見ることだから、不安な心に「冷静さ」をとり戻すことにもつながる。ブログに書けるようになったのもその一貫だろう。
他にも心を閉じずに動いていると、これまでとは違う新しい出会いが生まれた。
※すぐに大きな変化があるわけではないので、過度の期待は禁物。
マインドフルネスメッセンジャー・中村悟さんのブログにも、「効果の実感には個人差があります」との記述あり。
サボっていた瞑想に対する反省の弁
仏教本の出版社に14年もいたので、瞑想はもともとある程度やっていた。
「ある程度? 全然、瞑想してないじゃん!」
そんな声が聞こえてきそうだ。
正直、坐るのは週に10分でした(汗)
本来、瞑想は出家者が、悟りを目指す修行。だが自分のような一般人が実践してもよい。「瞑想で心が整う」実感はある。むしろ効く方だと思う。
しかし、私は堕落している。
昨日(瞑想)やったから、今日は休んで、また明日
するといつの間にやら1週間経ち、気づけば2週間坐っていないなんてこともざらだ。
心が安定し平穏であるほど瞑想をさぼってしまう。そんなときに不測の事態はやってくる。
お酒も危険だ。瞑想して心が整いつつあるのに
一杯飲んで、もうちょっと飲もうか。次の日また飲む。
そんなことをしていると、心も体も乱れ、瞑想が遠のく。
そして今回(失業)のようにピンチになると、慌ててまた瞑想を再開する。
桜もアマビエも無常
トップ画像は同じ桜(3月末と4月末)です。ピンクからグリーンへ変化しています。実家から届いたアマビエも数か月でだいぶ変化しました。
当たり前ですが、腐ってますよね(笑)。人間は「怠け心がある」のでさぼります。「楽な方、怠ける方に向かう」は原理原則。永遠不滅はありません。なので瞑想の習慣化は大切です。小さなことからコツコツと対抗するしかありませんね。合掌。