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2022/10/16 海外生活者が見るマイナンバーカードの是非

日本で2016年から始まった「マイナンバーカード」の話題が最近世間を賑わせているらしい。マイナンバーカードに保険証を組み込むという方針を政府が決めたというニュースから色々と議論が起きているようだ。

海外に住んでいる身から言うと「今更何言ってんだ?」と時代遅れ感を感じてしまう。

東南アジアのとある国の「マイナンバーカード」

世界の色々な国を見ていると「マイナンバーカード」と同じような制度が施行されている国は数多い。私がメインで滞在する東南アジアのとある国では、中学生に上がる時に国民身分証を作ることが法律で義務付けられている。

身分証にはその人固有の国民番号、顔写真、指紋情報が登録されている。この身分証の携帯義務が法律で定められていて、警察の職質を受けた時に提示できないと罰金を徴収されてしまう。しかも罰金の額がなかなかえげつない金額だ。

この身分証は生活インフラに深く浸透していて、ATMのキャッシュカードになったり、電子マネーのカードになったりする。

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