「ジャーナリズムと建造物侵入罪」第3回 オウム真理教をめぐる取材
幸福の科学の一般公開施設に取材に入ったら建造物侵入罪だと言われて刑事被告人にされている藤倉でございます。今回は、今裁判で争っている幸福の科学施設への立ち入りとは別の取材事例の中から、オウム真理教関連の取材と建造物侵入罪との関係について考えていきたいと思います。
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国家権力やSLAPP(恫喝訴訟、嫌がらせ訴訟)体質の宗教団体を相手にした取材という名の闘い。そんな煽り方をされると、ジャーナリズムの独善性が鼻について不快に感じる人もいる反面、カッコイイとか思ってしまう人もいるのではないかと思います。そこは人それぞれ、どちらでもいいと思いますが、今回は、取材・報道の自由を守るためになぜかジャーナリストや言論人と闘わなければならない場面もあるという、ジャーナリズムのものすごくダサい側面が垣間見えるお話です。
デマを流して麻原死刑を回避させようとする運動
▲オウム事件真相究明の結成記者会見(左から想田和弘、宮台真司、森達也、雨宮処凛)
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