流れ星に願いを

なぜ流れ星に願いをするのか
沖縄の人の世界観では それはとても合理的なことだ
夜空は天幕という膜に覆われていて そこにちっちゃな穴が開いている
穴から漏れる光が星で
天幕の上には明るい神様の世界が広がっている
その世界からたまに神様が地上を見下ろす
流星の光は 神様が地上を覗き見た瞬間なのだ
神様が地上を見た瞬間願いを神様に伝える
昔の人からしてみれば 流れ星に願いというのは 合理的なことだ
案外迷信ということは 現代人は忘れてしまっただけで
とても合理的な意味があることが 珍しくない