社会の歯車脱出ゲームMosaic
気になっているゲーム2019年5月編っていう記事で紹介したMosaicのSteam版が出たのでプレイした。
2時間ほどでクリアできる程度のボリュームで、アプリ版もリリースされているので気軽にプレイできるゲームになっている。
どんなゲーム?
IT企業のサラリーマンが主人公のアドベンチャーゲームです。肩幅よりお尻の幅の方が大きい主人公に最初は戸惑いましたが可愛く思えてきてからは愛着が湧きました。
主人公の移動方向をマウスポインタで指示して動かし、通勤の寄り道で非日常を体験していくゲームです。主人公がサラリーマンなので社会経験のある人に向けた作品なのだと思います。いつもとは違う道を進んだりすることでいつも通りの面白みのない日々に疑問を投げかけるようなゲーム性です。
綺麗なポリゴンと暗い青を基調とした落ち着いた色調
僕が気になったきっかけでもありますが、ビジュアルが綺麗で見ごたえがあります。主人公の精神を表しているので普段は暗めの青を基調としてデザインされていて、所々で日差しなどオレンジ系で表現していて日常と非日常の差がはっきりわかります。プレイしながらつい見とれてしまうようなビジュアルです。
社会の歯車から抜け出すためには
主人公は社宅みたいなところに住んでいますが、大量の人が住んでいます。無機質に感じるような人たちがぞろぞろと出勤する中、主人公も出勤しますが歯車の一部であることを強調するような演出です。通勤中には遅刻したら契約がどうこうとかパフォーマンスがどれくらい落ちているだとかというメールが届きます。仕事の息苦しさを感じますが、家には支払いの催促の手紙ばかりが届いているのに残高は0、仕事をしなければいけないという状況です。
何人が住んでるんだ。
考えさせるゲーム
このゲームではあまり説明はありません。基本的にマウス操作のみでゆっくり進行していきます。ゆっくり流れる演出をみながら何が起きているのか、主人公はどう感じているのかなどプレイヤーに想像を委ねています。友人もおらず日に日に部屋が汚れていき悪い夢を見る主人公が社会の歯車から抜け出す様子から何を考えるかは人それぞれです。
終わりに
2時間程度のボリュームは人によっては高いかもしれないですがサクっと終わるのでプレイしてみてはどうでしょうか。セールを待ってみても良いですね。
何か為になる文章のためと、何よりやる気が上がるので、よければサポートをお願いします。