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さじ加減

こんにちは、daikonです。

今回は「さじ加減」について書いていきたいと思います。

この重要性については最初に入った会社の新入社員研修で、当時の人事の方から教えて頂いた言葉で、ずっと胸に刻んでおり、大切にしている考えです。

転職した会社の最初や、まだ若手の時代にはこの考えを知っておくのが重要だと思うので、書くことにしました。


1.さじ加減について

「さじ加減」についてgoo辞書で調べると、このように書かれています。

1 さじに物を盛る加減。特に、薬を調合するときの分量の加減。
2 料理の味つけの程度・ぐあい。「ちょうどよい匙加減」
3 手加減。手ごころ。「上役の匙加減ひとつでどうにでもなる」「匙加減を誤る」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8C%99%E5%8A%A0%E6%B8%9B/

主に2番目の印象が自分では強いのですが、皆様はいかがでしょうか?

特に料理で使われるイメージが強いと思うのですが、この「さじ加減」ってなかなか難しいです。

料理の最初においては、レシピを見ながらレシピ通りに分量を量りつつ料理を作っていくのが最初のころだと思いますが、親や料理人は目分量で味付けをしていきます。

これが「さじ加減」の考え方かと思っており、ここに至るまでに2つのプロセスがあると思います。

1.レシピ通りに何度も料理を作り続けることで、量を体に染みつかせる。その後、量の感覚が分かる。

2.まずはレシピ通りにやってみるが、早い段階で自分の感覚でやる。ただ、味の濃い・薄いの失敗を重ね、美味しくなる感覚を覚える。


1番目は、自分の感覚を覚えるまでに時間はかかるけど、ミスは起きにくい。一方で、応用性には乏しい。

2番目については、最初に失敗などあるけど、応用が利く。


というような違いがあると思います。


2.仕事への応用

この2番目「まずはレシピ通りにやってみるが、早い段階で自分の感覚でやる。ただ、味の濃い・薄いの失敗を重ね、美味しくなる感覚を覚える。」のステップを仕事で取るのが今回お伝えしたいところです。

仕事に例えると「まずは上司や経験のある人のことを聞いてやるけど、自分の中でそこから少し外してみる。怒られるなどの失敗はあるけど、うまくいく感覚を覚える

自分が強調したい点が、太字のポイントになり、失敗する・怒られることの重要性です

個人的な経験として、どこまでが上司や同僚、会社の中で許容範囲なのか、これは人・会社であり、それぞれ違ってきます。

この許容範囲をPDCAを重ねることで感覚として掴んでいき、自分のものにしてきます。

もちろん職種などによっては失敗やミスがまったく許されない部署もあり、状況に応じる必要がありますが、取り返しのつかない大きなミスをするのではなく、許され、挽回もきき、自分も落ち込まないような小さなミスをすることで、踏み外さないということです。

個人的な印象として、成長が遅い人はこのプロセスが回らず、どうしても許容範囲について上司と確認したりしながらやっている印象です

石橋をたたいて渡る、ではないですが、ここが遅いと成長の速度がかなり遅くなっていく気がしますし、できる人はPDCAを回すスキルがあるので、成長も早い印象です。


3.まとめ

法務やコンプライアンスなど、絶対にミスが許されない部署などについては、この考えを当てはめるのが難しい部分もあるとは思います。

ただ、仕事レベル・求められるアウトプット、人間関係などの空気を読む力はというのは会社という社会でやっていく中では非常に重要なスキルです。

特に転職を繰り返していく中においては、この会社ごとの空気感を読むスキルというのは非常に大事になってくるので、下記の記事と合わせて参考にしていただければ幸いです。



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