人生の余白
2020年4月もそろそろ終わりに近づいてきた。
コロナウィルスが日本を包むなか、GWを迎える。
GWは人の動きは制限されバカンスとは程遠い。
緊急事態宣言が発令され、人々は多くの制限を受けてきた。
その制限をありながらも、人はどうにか楽しもうと試みる。
オンライン飲み会
オンライン帰省
オンライン宿泊
直接、会わなくても楽しめるように。
制限がかけられなければ、こんなことは起きなかっただろう。
時代は違えど、人は様々な制限がかかっている。
その中で何かを生み出し、文化となってきた。
タップダンスも迫害から生まれた文化だ。
1800年代後半、アメリカ南部で奴隷として扱われていた黒人たちが、唯一の自己表現だったドラム演奏さえも禁止され、ドラムの代わりに足踏みだけで地面を鳴らす演奏を始めた。
これがタップダンスの始まりである。
迫害がなければ、タップダンスは生まれなかった。良くも悪くも、制限がかかる時に新しいものが生まれ、文化となる。
あらゆる制限がかかる今。
そんな時代であろうが、
人々は楽しむことは忘れない。
人生には余白が必要だから。