映画『プロメア』が熱すぎた件

『燃えて、消す!それが流儀だ』

全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の
引き金となったのは、
突然変異で誕生した炎を操る人種
〈バーニッシュ〉の出現だった。
―あれから30年―
攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を
名乗り、再び世界に襲いかかる。
対バーニッシュ用の高機動救命消防隊
〈バーニングレスキュー〉の
燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと
〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ。

熱き魂がぶつかりあう、
―二人の戦いの結末は―。

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今日の昼下がり、兄から突然
「映画行かない?」
とお声がかかった。彼としては『プロメア』という映画が見たいらしかったが、誘った手前、僕が見る映画を決めていいという。

近くの映画館のサイトへアクセスし、上映中の映画を調べてみる。

うーん……どれもなぁ……なんかピンとこないなぁ……

『プロメア』ってどんなんだろう……
絵が独特だからっていってたけど……

あらすじを見てみる……
うん。まあまあ面白そうだ。
兄も見たいらしいし、これでいいかな。

時間はレイトショー。
8時くらいまでレポートでも書いていよう。

僕はアニメが好きだ。
大衆向けアニメも見るし、深夜アニメも見る。
というより視界に入る。

中学生くらいの頃から、兄がリビングで深夜アニメを見るので、リビングにいるとどうしても目にも耳にも入る。

普段アニメを見ない人からすると、いや、大衆向けアニメしか見ない人からしても、深夜アニメと聞くと、いわゆるピンク系かグロ系のアニメのイメージが先行する。しかし声を大にして、言わせてもらおう。

そんなことは決してない。

『四月は君の嘘』なんてもう深夜枠だが、名作中の名作だ。涙無しには見られない。泣かない奴は人間じゃねえ。

僕は映画、本、アニメ、卒業式などの出来事で1回も泣いたことがない。感動したことがない。
そんな僕でも(おお……うおぉ…まじかぁ……)
となるような作品が、数多く誕生しているのが深夜アニメだ。
まじで、すごい。面白い。日本万歳。クールジャパンだ。

僕のアニメ話はこの辺にしておいて、『プロメア』に戻ろう。

事前に何も調べなかったので、上映が始まってしばらく経ってもあらすじが掴めなかったが、徐々に分かってくる。
火を消す。それが主人公ガロ・ティモスの仕事だ。

髪型もどこか寝起きの僕に似ている。親近感。
なんとなくわかる通り、この男、熱い。漢である。
燃えるような熱い魂で、熱い炎を消す。
スクリーンの温度は急上昇だ。

とにかく情に厚く、信念に熱く、仕事に熱い。
無鉄砲な火の玉だ。火を消すのに。

そんな真っ直ぐとも、矛盾しているともとれるような漢の活躍に僕は終始目を奪われた。

こんな風に熱く生きられたら、どんなに良いだろう。
熱く燃え上がれるものがあれば、どんな風に世界が見えるにだろう。

人生やっぱり情熱だ。
どんな給料が良くても、位が高くても、熱く燃え上がるような、心が踊るような事でなければ、僕は自分が「生きている」と実感することは出来ない。

僕もガロのように、熱く、厚く、生きていきたい。
ガロは僕の心に、火をつけてくれた。
ありがとう。ガロ。

やっぱりアニメは素晴らしい。

その他にも、魅力的なキャラクターが沢山出るし、バトルシーンの描写がやばい、圧巻。めっちゃビュンビュンする(語彙力)
それ挿入歌も素晴らしい。鳥肌立ちまくり。チキン肌ぱねえ。

ぜひ劇場に、足を運んでいただきたい。

#映画 #プロメア #熱い #厚い #レビュー

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