ミャンマーで日本語学校&人材送り出し事業を立ち上げて1年が経ちました
2024年3月時点のミャンマー
2021年2月のクーデターから早3年が経過しました。(前回のnote更新から約1年が経ちました。)
ミャンマーの情勢は、残念ながら改善するどころか、さらに悪化する方向へと進んでいます。
2月10日には、ミャンマー政府から突如、徴兵制の導入が発表されました。
この発表の直後に、弊社のスタッフ3名がタイへ亡命する事態に至りました。
徴兵された若者がわずか2週間の訓練を受けた後、内戦地域の最前線に送られ、人間の盾として利用されるという噂が広がっています。(これが事実かどうかは現時点では明らかではありません。)
ミャンマーの未来は暗澹としていて、明るい兆しが見出せない状況です。
が、打ちひしがれていても仕方ない。我々にいまできることにフォーカスをして、力を尽くすのみです。
我々は、ミャンマーのやる気のある若者に手を差し伸べ、教育機会をつくり、日本の仕事現場で活躍できる子を育てていきます。
今回は、我々の日本語学校事業・職能トレーニング事業の進化につき共有させてください。
日本語学校・職能トレーニング事業
特定技能・介護
日本ホームヘルパー協会・境野会長の協力のもと、日本の介護現場で働くためのカリキュラムを開発しました。日本入国後は介護福祉士として長期間働ける体制を整えています。(特定技能・介護では最大5年間の就労が可能ですが、介護福祉士資格を取得すれば、本人の希望に応じてずっと日本で働くことが可能です。)
https://www.youtube.com/watch?v=OAPkqiMfyt4
特定技能・外食
ミャンマーで和食料理店を運営する日本人の方を講師に迎え、日本の飲食店で働くための熱心な講座を実施しています。
日本人インターン生との会話クラス
日本人ネイティブとの会話は、日本語能力向上に最も効果的と考えています。日本の高校生および大学生のインターン生による会話クラスを提供しています。同世代の生徒たちとの交流が可能であるため、生徒たちは非常に楽しみながら学んでいます。
現在のミャンマーにおいて、特定技能試験は介護・外食・農業の3つが行われていますが、今年から建設・宿泊も追加される見込みです。
我々はこれらの業種における職能トレーニングも今後増やしていく予定です。
これからの展望:日本とミャンマーの未来を共に創る
2021年の政変以降、ミャンマーは困難な状況にありますが、私たちはこれを乗り越え、変化を促進する機会と捉えています。
私たちの日本語学校および職能トレーニング事業は、ミャンマーの若者たちに新たな道を提供し、国際社会での活躍の橋渡しをしています。今後、私たちは以下の二つに集中して取り組みます。
1. 日本企業との連携
我々は介護・外食・農業を中心に、様々な分野で日本企業のニーズに応える能力を持っています。実践的なカリキュラムを通じて、日本で即戦力となり得る準備が整っています。私たちは、企業様と緊密に協力し、企業様の即戦力となって中長期に渡って貢献できる人材を育成・輩出していきたいと考えています。
2. 日本人インターン生との連携
国内外からのインターンや新たなメンバーを歓迎しています。教育から事業運営まで、幅広い分野でのチャンスがあります。また、多文化間コミュニケーションの強化とグローバルな視点を身につける機会があります。ぜひ、奮って持ちうる力を最大限発揮して、事業の成長とご自身の成長を実現して頂きたいと考えています。
さいごに
私たちは、ミャンマーの若者と共に、彼らの未来に希望をもたらすために、日本のみなさまとのパートナーシップを強化し続けます。また、新しいインターン生や社員と共に、この崇高なミッションを遂行していきます。
弊社に興味を持ってくださった方とのお話を楽しみにしています。
ミャンマーの若者を採用することを検討したい、ミャンマーの学校運営に携わってみたい等、気軽にお声がけください!
大樹日本語学校
メール:admin@zero2onemyanmar.com
電話:070-9018-2008
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