川崎の無差別事件について思う事

『死にたいなら一人で勝手に死ねばいいのに』

5/28に川崎で起きた児童19人殺傷事件。SNSやテレビではこのような意見が多く飛び交う。

僕はこの言葉に違和感を感じます。

最初に言って起きますが、僕は加害者を庇うつもりはないですし、「殺人」という行為を肯定してるわけじゃありません。被害者の遺族の方は大変深い悲しみに苛まれていると思っています。

僕が思うのはその一言で片付けるの違うんじゃないかという事です。

加害者が
「どういう人生を送ってきたか」
「どんな経緯でその罪を犯してしまったのか」
少しは考えていいのになって思います。

少し話ずれちゃうんですけど、僕は死にたいって思ったこと何回かあるんですよ。

中学生の時、今思えばHSP(Highly Sensitive Person)で、大きく変わった環境についていけず、不登校になりました。
思春期真っ只中の子供なんて学校が全てじゃないですか？
だから、その学校にすら行けない自分を責め立てて、もうなんかどうでもよくなっちゃって、どうせなら何かやらかして死にたいって思ってました。

この事件を知った時、そんな自分が怖くなりましたね。

その時の自分を正当化するつもりは無いんですけど、人の個性なんて様々でみんながみんな器用に生きられるわけ無いんですよ。
特に日本は、教育や社会について行けない人ははぐれ者扱いするんで。

だから、僕はなんか他人事にはできない事件だと思いました。

話戻って僕の言いたい事をわかりやすく例えると、

いじめられっ子Aがエスカレートしていくいじめに耐えられず、いじめっ子Bを殺してしまいました。

これを知った人は
『例えいじめが原因でも殺すなんて最悪だ！』
とか言ってくるんですかね？

僕はそうは思わないです。

だって、いじめが無ければこんな事件起きなかったんだもん。

でも、もしいじめっ子Bも家庭環境やら友人関係やらが原因でいじめてたらどう思います？
考えてみてください。

たまに些細な事で殺害に及ぶ事件がニュースを流れますけど、それ見て
『こんな事で人殺すなよ』
とか言う奴、僕マジで嫌いなんすよ。

前に母親がそれ言ってて、親ながらちょっとイラっとしてしまいましたね笑

長々と書いて話逸れたりしまいましたが、僕の言いたいことを一言でまとめると、
『一人一人が色々深く考える事ができれば、少しは世界が良い方向に向かっていくんじゃ無いかな』
っていう事です。

そりゃ殺人に限らず、犯罪なんて起こっちゃダメですよ。
でも、もし起こったら加害者が必ずしも百悪いって事じゃ無いと思うんです。

それがこの記事で伝えたい事です。

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