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自分たちで考えた研修から気づいた社会人としての大切なこと

自己紹介

宮本彩乃。愛媛県立松山商業高等学校出身。好きなことは音楽を聴くこと、人と話すこと、ご飯を食べることです。(特にお肉が好きです。)


1)未経験の課題に対する戸惑い

「新入社員が新入社員の研修について考える」という課題が出されました。
初めは戸惑いと不安しかありませんでした。

新入社員がなぜ新入社員の研修を考えるのか。その意図が最初はわかりませんでした。

また、グループの皆さんとは一度もお会いしたことがなく、会話もほとんどしたことがありません。不安に不安は重なっていました。

課題が出されたすぐ後から、グループでのミーティングが始まりました。

簡単に自己紹介をしたり、他愛もない話をしたので緊張も少しずつ解け、一つの不安要素もミーティングを重ねるうちに徐々に少なくなっていきました。

2)課題で実施したこととできるようになったこと

私は「社会人意識」「身だしなみ」「敬語」の担当でした。

私が最初に取り組んだのは、情報収集です。自分で調べることによって、人から受け身の状態で聞くよりも主体的に調べているので記憶に残りやすいと感じました。

また、膨大な量から情報を選んだり、まとめるので、情報の取捨選択が前よりもできるようになった気がします。

次に整理した情報をもとにスライドを作りました。これは、情報を簡潔にわかりやすく相手に伝える力を養うことができると感じました。

特にこの作業は一番苦戦した箇所です。オンライン研修はずっと画面を見ているわけですから、「パキッとしたカラーを使いすぎては目に痛いのではないか」「目からの情報量が多いと疲れるので、どの言葉を選ぶのか」など相手の立場になって考えることが多く、客観的に見る方法などたくさん考えました。

例えば、スライド作成をするときに、「この文字の大きさや色で見やすいのだろうか」と疑問に思っても作成した直後はわからないことが多かったので、時間をおいてから見るようにしました。

そうすることで、文字の見やすさがはっきりわかりました。また、本番で話す内容を録音をしながらの練習も進めました。

どのくらいのペースでどこを強調して説明をするのかなどを意識しながら取り組みました。

振り返って聞くと、「ここはもっと強調した方がいいな」とか「一定のペースで話せていないから聞いている側は少ししんどいな」など、気づきがたくさんありました。

また、スライド作成を進めながら他の課題も行なっていたので、優先順位の決め方なども自然と行なっていたと思います。

提出期限の近いもの(SDGsのレポート、月末締めの経験学習サイクルなど)から一番集中しやすい朝に取り組み始め、大体午前11時からは午後にかけて研修のスライド作成等に取り掛かり、提出期限がまだ先のものは気分転換や隙間時間などに行なっていました。(読書、e-ラーニングなど)

3)価値観の変化と研修から学んだこと

グループで研修を考えることによって、協調性などが身につくのではないかと感じました。

当たり前ですが、「ミーティングには遅れないように」「与えられたするべきことを期限までにする」などグループの皆さんに迷惑がかからないようにと意識が高まりました。

また、ミーティングを重ねていくうちに、皆さんの物事の捉え方などがすごく素敵だということに気づきました。

「前向き」「重く考えすぎない」「視野が広い」など挙げるとキリがありませんが、「今」の私には「無いもの」「足りないもの」を皆さんはしっかりと持っていらっしゃったので、ミーティングの度に刺激をもらっていました。

「じゃあ、次は私もこんなことができるようになろう」とか「そんな考え方もあるんだ」と刺激をもらいながら精神面や考え方で成長ができたような気がします。

受講者側、講師側になったことで、反応の大切さであったり、時間配分、読む速さや言葉の強弱、臨機応変に対応すること、また、グループの皆さんのサポートすることなどを学べました。

このように、新入社員が新入社員研修を考えるというのは、自分で調べたり、考えて行動しているので「何が良くて何がダメなのか」というのが記憶に残りやすいです。

また、行動からの反省点や改善点など見つけて、その改善点を踏まえた上で行動に移すことで、社会人として大切なことを自分から学んでいけたと思います。

4)まとめと今後について

最初はコロナウイルスの影響で在宅勤務をするという連絡が来たとき、正直不安が大きかったです。

私の友人は普通に働いていたので、1人だけ違うことに焦りを感じていましたし、社会人としてきちんとした自覚を持ってやっていけるだろうかと考え出すと止まりませんでした。

しかし、このような異例な事態だからこそ、自分で社会人として大切なこと考えることができ、行動に移せました。

実際に会社で働き出してからの生活で、電話応対や敬語の使い方など、在宅勤務の間に練習してきたことが役立っています。

この在宅勤務を通しての新入社員研修を行うことは、社会人としての基礎の勉強がたくさんできた時間だと思っています。

在宅勤務の間、特に新入社員研修でコミュニケーションがどれだけ大切なのか分かったので、今後の社会人生活で、協調性を持つためのコミュニケーションを取るために、挨拶からしっかりして、何気ない会話にも積極的に参加して、円滑に仕事が進められるようにしていきたいです。

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